松本潤「99.9」怒濤の5か月振り返る
18日、2時間スペシャルで放送される連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」(TBS系、夜9時~)最終回を前に、主演の松本潤がクランクアップを迎えた心境を明かした。昨年の夏から秋、そして年明けと実質5か月に及ぶ撮影を終えた松本は「2回目だからこそ大変な部分があったと思いますが、今振り返ってみると、それ以上に楽しかったです。そう思えるのは、このチームで撮影が出来たからだと思っています」と語っている。
3月15日、主人公・深山役の松本をはじめ、香川照之(佐田役)、木村文乃(尾崎役)、片桐仁(明石役)、マギー(藤野役)、馬場園梓(中塚役)、馬場徹(落合役)ら斑目法律事務所の面々にふんするキャストが揃ってクランクアップを迎えた。制作発表の際には、松本の口から、撮影がなかった間のブランクを埋めるため年明け早々に休日返上で役者陣だけで集まって本読みをしたことが明かされたほど、強い絆で結ばれていた。
土壇場で被告人の罪をひっくり返すことが多々あることから検察から厄介者として目をつけられるほどの手腕を誇る天才弁護士・深山をひょうひょうと演じた松本。「シーズン1の時から変わらないスタッフでやれた事が、今回支えにもなりましたし、新たにもう1シーズン、この皆さんとつくり切ることができ、貴重な体験が出来ました。また、今回から加わって頂いた、木村文乃さん、馬場園梓さんが新しい風を吹かしてくださり、その中で一緒につくれたことがチャレンジングかつ刺激的な経験になりました」と新旧のキャストとともに駆け抜けたシーズン2の撮影の日々を述懐。
深山とそりが合わないようでいて親父ギャグのときだけは“親友”になるベテラン弁護士・佐田を終始ハイテンションに演じ、場を盛り上げた香川は「皆さん、連日夜遅くまでの撮影、お疲れ様でした。またキャストの皆様も、本当に知恵を振り絞って、体力を振り絞って、毎日毎日を、精一杯やり抜けてきました。そのことをしかとみておりました」と熱のこもった現場に感慨深げ。「シーズン1の時も思いましたが、また近い将来このメンバーでお会い出来たら、と思います。本当に離れ難い現場でした」と名残惜しそうにコメントしている。
一方、元裁判官のエリートで深山の相棒として班目法律事務所に雇われた尾崎役の木村は、松本と息の合ったコンビネーションを披露。「嬉しいことも、楽しいことも、悔しいこともたくさんありましたが、シーズン2から仲間入りさせていただいて、最後まで5か月間、皆さんと色々な感情を共有出来たことが宝物です」とかけがえのない経験を振り返った。
第8話までの平均視聴率は16.9%と高視聴率をたたき出した6年ぶりの続編(視聴率:ビデオリサーチ調べ・関東地区、3月12日現在)。最終回となる第9話は、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、元横浜Denaベイスターズの三浦大輔、プロレスラーの棚橋弘至とタイガーマスクが出演するほか、前シーズンで立花彩乃役を演じていた榮倉奈々がカムバック。深山らが極めて困難な「再審請求」に挑むことで、弁護士・裁判官・検察官、それぞれの信条が交錯するという。(編集部・石井百合子)
日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」最終回・第9話 2時間スペシャルは、3月18日よる9:00~10:48放送