山崎努はどこにいる?“緑化”した不思議映像公開
名優・山崎努が『南極料理人』『横道世之介』などの沖田修一監督とタッグを組み、モリこと画家・熊谷守一にふんした映画『モリのいる場所』。本作で、モリが緑生い茂る庭と同化した不思議映像がお披露目となった。
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山崎が『死に花』以来13年ぶりに映画主演を務め、初共演となる樹木希林と夫婦役を務めることでも話題の本作。庭の生命を描き続けた実在の画家モリのエピソードをもとに、夫婦を取り巻く人々の生きざまを心温まるタッチで描き出す。
映像は、山崎が沖田監督と真剣にやりとりする様子など貴重なメイキングからスタート。トレードマークの帽子にあごひげ。毎日自宅の庭に出て花や虫、猫、池の小さな魚などから小石にいたるまでを観察することを日課とする94歳のモリ。そんな伝説の画家になり切った山崎の姿は、もはや人間離れしており、まるで童話のキャラクターのようなファンタジックなたたずまいだ。
しかし唐突に荘厳な音楽が途切れ、緑豊かな庭の風景に。やがて「おわかりいただけただろうか…」のテロップが映し出され、寄りで映したモリの姿が。あまりにも緑になじみすぎて、一瞬どこに映っているのかわからなくなりそうなユニークな画となっている。(編集部・石井百合子)
映画『モリのいる場所』は、5月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国公開