25年隔離され、ニセ教育番組から得た知識だけで育った青年が主人公!『ブリグズビー・ベア』予告編
外の世界から遮断された小さなシェルターで、偽の両親と3人だけで25年間暮らし、その両親によって作られた教育番組から得た知識だけで育った青年を主人公にした映画『ブリグズビー・ベア』の本予告が公開された。偽の父親には『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミルがふんし、インディペンデント映画の祭典であるサンダンス映画祭でその独創的なキャラクターとストーリーが評判になったハートウォーミングな作品だ。
予告編は、毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」から得た知識だけで育った青年ジェームスが、ある日、突然警察に連れ去られるところからスタート。本物の両親と25年ぶりに再会し、人生で初めての映画、犬、女の子、友達……とさまざまな経験をするが、何かが足りない。なぜなら、この新しい世界には「ブリグズビー・ベア」の新作が存在しないのだ! そしてジェームスは「ないんだったら、自分で作ろう!」と友人と「ブリグズビー・ベア」の撮影を始めることになる。
傑作SF映画へのオマージュと古き良きVHS愛にあふれた番組「ブリグズビー・ベア」の世界観にクスリとさせられる一方で、外の世界を知らない純粋な主人公に心を動かされた家族や友人、さらには彼を保護した警官が、熱い想いに打たれて力を合わせることになる愛と友情、適応と再生の物語に仕上がっている。
監督は、コメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」の監督・脚本家として知られ、女優エマ・ストーンとの恋もうわさされるなど乗りに乗っているデイヴ・マッカリー。同じく「サタデー・ナイト・ライブ」で活躍しているコメディアンのカイル・ムーニーが主演と脚本を担当した。(編集部・市川遥)
映画『ブリグズビー・ベア』は6月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開