りゅうちぇる、悩み絶えなかった高校時代の自分に助言
23日に都内にてNetflixオリジナルシリーズ「13の理由」来日スペシャルイベントが行われ、タレント・歌手のりゅうちぇるが、ドラマに出演しているディラン・ミネット、アリーシャ・ボーと、脚本・製作総指揮を担当したブライアン・ヨーキーらと共に登場、自身の高校時代の思いなどを振り返った。この日はタレントの若槻千夏も登壇した。
「13の理由」は、ある高校生が、自殺したクラスメートの残した「自殺に至る13の理由」を吹き込んだカセットテープを受け取ったことで、明かされていく衝撃の真実を描いたミステリー。ドラマの設定にちなみ「高校生の自分に教えたいこと」をたずねられたりゅうちぇるは、自身の高校時代を「何であんなことに悩んでいたか、とか思う。一つ悩みがあったら人生が終わりと思いがちというか、安定しないというか」と振り返りながら「だから今、自分に声を掛けるとすれば、『卒業すればいろんな人、素敵な人、もっとヤバイ奴もいるよ』みたいなことを言ってあげたい」と実体験を踏まえた思いを語る。
ミネットは同じ質問に対し「高校の時って非理性的というか、感情に反応して何か行動してしまうということがあると思うけど、その行動が思わぬ形で受け止められることもあるかもしれない。だからよく考えて行動するべきだ」と堅実な回答。ボーは、高校時代には孤独を感じるタイプだったことを明かしながら「孤独を感じてもいいんだと言いたい。世界が終わるわけではないし、自分自身と過ごすことで、自分のいろんなことを知ることができる」と話した。
一方で、SNSなどを通した友情、恋愛、人間関係など、若者たちの間でうごめく現代社会の闇を描いた本作に対し、りゅうちぇるは学生時代からSNSを多用していたことから、自分が付き合っている人が、別の異性との写真を投稿したことで浮気などと広まったりしたことがあるというエピソードを振り返り「学生時代の経験を踏まえて、あまり女の子と近距離で写真を撮らず、ぺこりんオンリーとか、そういうのはすごく気を使っていますね」などとノロケも語り、笑いを誘っていた。(取材・文:桂伸也)
「13の理由」シーズン1はNetflixにて配信中