吉沢亮が朝ドラに!オーディション突破し初出演
広瀬すずが主演を務める2019年度前期のNHKの連続テレビ小説「なつぞら」に俳優の吉沢亮が出演することが決定し、26日にNHK局内で行われた出演者記者発表会見に出席した。
記念すべき“朝ドラ100作目”となる本作は、戦災孤児となって父の戦友に引き取られて北海道・十勝で酪農を手伝いながらたくましく育ったヒロインの奥原なつ(広瀬)が、やがて上京し、草創期のアニメ業界で生きていくさまを清々しく描いた物語。吉沢は、なつに絵心を教える青年画家・山田天陽(やまだてんよう)を演じる。
男女各2,500人、合計5,000人が参加したオーディションで役を射止め、朝ドラに初出演することが決まった吉沢は「100回目の記念すべきタイミングで、こんなに素敵な役者の皆さんとお芝居ができることを光栄に思っております」と話すと、「(天陽は)絵を愛するとともに酪農を愛している男の子。しっかりと十勝の大地に足をつけて、たくましく生きられるように精いっぱい頑張ります」と意気込んだ。
一方、なつの兄・咲太郎(さいたろう)のオファーを受けた岡田将生は、「朝ドラは一つの目標」だったそうで、「この仕事をはじめて10年以上経ち、いつか……と思っていたら30歳手前になっていて。やっと出られることが嬉しくて、今までつちかってきたものを全部出せたらいいなと思っています」と意気揚々とコメント。しかし、登壇者全員が北海道で生きる人たちの役とあって、「皆さん、北海道、北海道とおっしゃっていますが、僕はたぶん北海道に行かないんですよね」と推測すると、「俺だけちょっと違うのかな……と少し寂しい気持ちを覚えています」としょげた表情をのぞかせて会場の笑いを誘う場面もあった。
この日に登壇したキャストでは吉沢以外にも、山田裕貴、清原翔、福地桃子がオーディションを経て参加が決まった。なつの幼なじみ・小畑雪次郎(おばたゆきじろう)役の山田は「朝ドラオーディンは何度も受けさせていただいたんですが、チャンスにめぐりあえず『今回もダメかなぁ』と思って、朝目が覚めた時に『結果いつくるんだよー!』と叫んだ瞬間にマネージャーから連絡が来て、思いは届くんだなとびっくりしています」と笑顔。緊張が隠せず、記者からの質問を忘れるなど、初々しい様子も見せた清原は、なつが引き取られた先の長男・柴田照男役。「この場に立てていることが不思議で幸せです。僕自身まだまだ未熟なので、共演者の皆さんにいろいろ教わって、吸収して、照男と一緒に成長出来たらなと思っています」と気持ちを込めた。
そのほか、草刈正雄、松嶋菜々子、藤木直人、小林隆、音尾琢真、安田顕、高畑淳子、戸次重幸、小林綾子の出演が発表された。(取材:錦怜那)
連続テレビ小説「なつぞら」は2019年度前期にNHKで放送