オリンピック目前で衝撃的な事故!超早口なモノローグで描く『モリーズ・ゲーム』冒頭映像
オリンピック目前で大事故に遭って選手生命を絶たれ、高額ポーカールームの経営者へとまさかの転身を遂げたアスリート、モリー・ブルームの実話を基にした映画『モリーズ・ゲーム』から冒頭映像が公開された。モリー役のジェシカ・チャステインによる超早口なモノローグとともに、衝撃的な事故のてん末がつづられている。
アスリートに対して行われた「スポーツをやっていて起きた最悪のことは?」というアンケート結果に触れつつ、あと一歩で女子モーグル米国代表としてオリンピック出場という時に起きた大事故をモリー自ら振り返る体で進む本映像。超早口なセリフとスピーディーなカット割りが刺激的で、前述のアンケートに「オリンピックで4位だったこと」と答えたアスリートに対するモリーの言葉が痛快だ。
本作は『ソーシャル・ネットワーク』のオスカー脚本家アーロン・ソーキンの監督デビュー作でもあり(もちろん脚本も担当)、今回の映像から彼のビジュアル的なセンスの良さもうかがうことができるはず。『ソーシャル・ネットワーク』『スティーブ・ジョブズ』『マネーボール』などで栄光をつかんだ人々の裏側に光を当ててきたソーキンは本作でも鋭い洞察力を発揮しており、高い知性と強い意志の力によってギャンブルの世界でのし上がった女性の知られざる真実の姿を描き出している。(編集部・市川遥)
映画『モリーズ・ゲーム』は5月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開