菅田将暉&土屋太鳳、吉本新喜劇サプライズ登場!見事なズッコケで大爆笑<密着レポ>
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公開中の映画『となりの怪物くん』に出演する菅田将暉と土屋太鳳が2日、大阪・なんばグランド花月で行われた吉本新喜劇の舞台にサプライズ参加し、思わぬ2人の登場に熱狂した約900名の観客から大歓声を浴びた。壇上では、ズッコケなどお約束の芸にも挑戦し、爆笑を巻き起こしていた。
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映画のキャンペーンで大阪を訪れた菅田&土屋。その一環で吉本新喜劇の舞台に立つことになった。大阪出身の菅田にとっても、母が新喜劇の大ファンで今回の出演を何よりも喜んでくれたという土屋にとっても、まさにあこがれの舞台! 楽屋で吉本新喜劇の内場勝則座長や山田花子、烏川耕一、安尾信乃助と対面し、リハーサルに挑んだ菅田は、子供のように目をキラキラに輝かせ、一方の土屋も緊張しつつも堂々としたコメディエンヌっぷりを発揮していた。
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「芝居とはまた違う緊張感がある」と語っていた本番前の2人は、期待と緊張が入り混じった様子。声の張り方や、間の取り方といったことに思いをめぐらせ、お客さんのリアクションも気になるようだった。そして、菅田が「ウォータースライダーの順番待ちをしている気持ち」、土屋が「自転車に乗れない子供が頑張って乗っている気持ち」と各々独特の表現で心境を明かして、本番へ……。
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いざ、菅田と土屋が壇上に登場すると、それを知らされていなかった観客たちは一瞬の戸惑いの後、2人を認識して大歓声を上げた。興奮に包まれた会場の熱に応えるように、大きな声であいさつをした2人。緊張からか、序盤でセリフを噛んでしまった菅田だが、そんな場面も笑いに変わる盛り上がりで、“新喜劇と言えば”のズッコケをはじめ、2人が定番のボケを繰り出すたびにドカンと笑いが起こっていた。
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10分ほどの出番が終わると、本番前とは打って変わって安堵の表情の2人。「めちゃめちゃ緊張した」「楽しかった~」と口々に語った。想像以上の客席からのリアクションもうれしかったようで、「お客さんのあたたかさに助けられました」と笑顔。菅田たちにとって舞台出演は“一瞬”の出来事だったそうだが、貴重な経験を噛みしめるように次々と感想を言い合っていた。
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その興奮冷めやらぬまま、すぐにTOHOシネマズ梅田に移動! 今度は舞台あいさつでファンの前に立った。ここでも黄色い歓声に迎えられ、土屋は登場早々「大阪出身の菅田くんと一緒にみなさんに『となりの怪物くん』を届けられて、めっちゃ幸せや!」と客席に呼びかけ。東京出身の土屋だが、菅田から関西弁のレクチャーを受けたそう。大阪出身の菅田は、学生時代の思い出など地元トークを繰り広げて会場を沸かせた。
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終始、息ぴったりだった菅田&土屋。イベント後、菅田は「不思議と関西弁になりますし、上京してから10年くらい経つのですが、あたたかさというか、場所に記憶があるのでそれを思い出しますね」と語り、ホームならではの思いもあったよう。そんな菅田に、この1日だけでなく、これまでずっと支えられてきたという土屋が「いつも菅田君に助けられています。ありがとう」と改めて感謝を伝えていた。
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映画公開から1週間、今回が予定としては最後の舞台あいさつとなった。これまでを振り返りつつ、菅田は「この映画が公開できるということがまずありがたいです」としみじみ。土屋も作品について「1人でも多くの方に愛してもらえたらと思います。どんな方が観てくれるかわからない状態で撮影をしていたので、ずっと片思いしていた気持ちでした。もっともっとたくさんの方に愛していただけて、それが末永く続いたらいいなと思います」と思いを込めた。(編集部・小山美咲)