カンヌお披露目のペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム共演作、フォーカス・フィーチャーズが配給権勝ち取る
映画『別離』『セールスマン』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したアスガー・ファルハディ監督が手掛けた、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデム夫婦共演の新作『エブリバディ・ノウズ(英題) / Everybody Knows』の配給権が、フォーカス・フィーチャーズに決定した。Deadlineほか複数メディアが報じている。
【写真】『エブリバディ・ノウズ(英題) / Everybody Knows』公式会見の様子
スペイン語で製作された本作は、5月9日(現地時間)にカンヌ国際映画祭のオープニングナイト作品としてワールドプレミアが行われ、Netflixを含めた多くの配給会社が競い合った後、フォーカス・フィーチャーズに配給権が決定した模様だ。
そのストーリーは、妹の結婚式に出席するため、アルゼンチンから2人の子供たちと生まれ故郷のスペインの村に戻ってきた主人公ラウラ(ペネロペ)に恐ろしい事態が降りかかり、家族の隠された過去が次第に暴かれていくというもの。ラウラの夫役にアルゼンチン人俳優のリカルド・ダリンが挑戦し、ラウラの友人役をペネロペの実生活での夫でもあるハビエル・バルデムが演じている。
フォーカス・フィーチャーズは北米配給以外にも、英国、ニュージーランド、南アフリカ、インド、アジア圏などの国々でも配給を担当することになるようだ。製作は、映画『ある過去の行方』のアレクサンドル・マレ=ギィの制作会社メメント・フィルムズと映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』のアルバロ・ロンゴリアの制作会社モレナ・フィルムズが担当している。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)