若きハン・ソロ俳優、ハリソン・フォードから称賛!サプライズ訪問を報告
現地時間11日、『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の記者会見がアメリカ・ロサンゼルスで行われた。会場には若きハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライクをはじめ、主要キャスト・スタッフが登壇。オールデンはまさにこの日、過去作でハンを演じてきたハリソン・フォードのサプライズ訪問を受け、称賛を受けたと明かした。
『ハン・ソロ』は、シリーズ屈指の人気を誇る銀河一のパイロット、ハン・ソロの若き日の活躍を描くアドベンチャー大作。ウーキー族の相棒チューバッカや愛機ミレニアム・ファルコンとの出会いなど、これまで語られなかった、“愛すべき悪党”ハンの知られざる物語が明らかになる。
本作でハリソンからハン役を受け継いだオールデンは現在28歳の新鋭。出演が決まった当時を「僕には、何が起きているのか理解しきれないほど大きな出来事だった。初めて(ミレニアム・ファルコンの)コックピットに乗ったときも、自分がそこにいるってことが信じられなかったよ。2か月くらい経って、ようやく実感が湧いたんだ」と回願する。
役づくりでは、やはりハリソンの演技を徹底的に研究したといい「初期の段階では、過去のシリーズを観てハンの振る舞いをじっくりと観察し、それをできる限り吸収した。でも、一番大切なことは、彼を本当に生きた人間らしいと観客に感じてもらうことだと思ったから、後半はその点に集中するようにしたんだ」と明かした。
そのハリソン本人とは2年前に会う機会があり、エールをもらったというオールデンだが、10日に開催されたプレミアの場にハリソンは現れず。一部メディアで彼が出席しなかったことも話題になったが、オールデンは「実は今日、すごい瞬間があったんだ。僕が(別の場所で取材を受けている時に)ハリソンについて話していると、彼が僕の後ろにいたんだよ! 彼は映画を本当に気に入ってくれて、それを僕に伝えるために、来てくれたんだ」と告白。完成した作品とオールデンの演技を気に入ったハンが彼を訪ねてきたといい、本人からのうれしい“お墨付き”を報告した。
会見にはそのほか、ロン・ハワード監督をはじめ、ドナルド・グローヴァー、エミリア・クラーク、ウディ・ハレルソンら主要キャスト・スタッフが出席。本作について「この映画は、何よりもまず一人の男の冒険を追っている。そういう意味では(ハリソンが主演した)『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』みたいなところもある」と明かしたハワード監督は「サプライズやどんでん返しもたくさんあるけど、中心にあるのは、ソロと、彼の周囲との人間関係だ。大掛かりで複雑なアクションを考えるときも、ソロを試すような感覚だったね。それらの出来事が、彼にとってどんな意味があり、どのように彼を定義していったのか。そこがこの映画の面白い部分なんだよ」と本作の魅力を語っていた。(編集部・入倉功一)
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日より全国公開