役所広司×松坂桃李『孤狼の血』広島でレッドカーペット
役所広司と松坂桃李が共演した映画『孤狼の血』の公開記念広島凱旋レッドカーペットが12日に広島県広島市中区えびす通り商店街にて行われ、役所、松坂、江口洋介、音尾琢真、阿部純子、さいねい龍二、沖原一生、白石和彌監督が参加。集まった多くの人たちを熱狂させた。
『凶悪』などの白石監督がメガホンを取った本作は、柚月裕子の小説を映画化した作品。暴力団対策法施行以前の広島県を舞台に、すさまじい抗争を起こしている暴力団とそれを追うベテラン刑事の大上章吾（役所）、新米刑事の日岡秀一（松坂）らの姿を描いている。
撮影が行われた広島にキャスト陣が凱旋したこの日のイベントには、『孤狼の血』を鑑賞した先着560（コロウ）名の広島の地元の人たちが招待された。しかしレッドカーペットが行われたのは広島の中心部の活気ある商店街。イベント開始の約2時間前からキャストが登場することを聞きつけた人たちが駆けつけ、約7,000人にもふくれ上がり、会場は熱狂の渦につつまれた。
役所らは12日に東京で開催された初日舞台あいさつにも登壇しており、同イベント後に広島に移動するという強行スケジュールとなった。役所は「今フランスではカンヌ映画祭がおこなわれていますが、 そのカンヌのレッドカーペットも、今日のレッドカーペットにはかなわないんじゃないでしょうか」とコメントし、会場をわかせた。
同作は公開初日から多くの反響が寄せられており、配給の東映は「興行収入20億円を目指せる好発進を切った」と発表している。（編集部・海江田宗）