『OVER DRIVE』男たちのアツい戦いに目が離せない!
映画『OVER DRIVE』が6月1日から公開され、自動車競技「ラリー」に挑む男たちのアツい戦いがSNSなどで「かっこいい」「惚れる」と話題になっている。本作に登場するアツい男たちを演じた若手イケメン俳優たちを紹介する。
公道をアクセル全開で走行する過酷な自動車競技の世界が舞台の本作。スピカレーシングファクトリーというラリーのチームで、チーフメカニック兼エンジニアを務める篤洋と、同じチームに所属する天才ドライバー直純の檜山兄弟を中心に、世界を目指す男たちを描く。兄・篤洋役を東出昌大、弟・直純役を新田真剣佑、同チームの新米メカニック・増田順平役を町田啓太、スピカと熾烈な優勝争いを繰り広げるシグマ・レーシングのドライバー・新海彰役を北村匠海が務めている。
主演の東出は、ラリーとメカニックのことばかり考えてしまう篤洋役を担当。篤洋は、仕事に夢中で女性に対しても最初ぶっきらぼうな態度をとってしまうが、心を許すとはにかんだ笑顔でギャップを見せて惹きつける。弟・直純も、「みんな兄貴のこと好きになる」といった嫉妬のようなセリフも。そんな魅力的な人間を演じた東出は、映画『菊とギロチン』(7月7日公開予定)『寝ても覚めても』(9月1日公開予定)などの公開作が控えている。
直純役の新田は、映画『ちはやふる』シリーズでは、田舎の純朴なかるた好き青年の新役、『パシフィック・リム:アップライジング』ではハリウッド大作に出演するなど勢いのある俳優の1人。本作ではTwitterなどでファンから「完璧」と言われている肉体を惜しげもなく披露。パーフェクトな外見と勝気な性格の裏では、勝つことへのプレッシャーに押しつぶされそうになっている繊細で複雑な直純にふんした。新田は、同作のイベントでは「この現場だったら6回はいけます。来年のスケジュールを空けておきます」と話しており、本作への本気度が伺える。
そんな直純とライバル関係にある新海役の北村は、映画『君の膵臓をたべたい』(2017)で第41回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、『春待つ僕ら』(2018年冬公開予定)では、ヒロインの土屋太鳳の相手役に。『OVER DRIVE』ではドライブテクニックだけではなく、メカニックのことも学ぶ理論派のドライバー役に挑んでいる。本作の初日舞台あいさつで北村は、直純(新田)のライバル役として目の演技に力をいれたことを明かしていた。真剣な顔のレースシーン、一点をじっと見つめ「2位になるためじゃない」と発言するシーンなど、随所で威力抜群の目力を発揮している。
劇中では、迫力のあるレースをはじめとした華やかなドライバーたちの世界の裏側で、メカニックたちが縁の下の力持ちとして活躍する。東出や町田たちメカニックチームのキャスト陣は、撮影前から実際にメカニックの指導を受け、撮影の休憩時間にも自主練を行っていたという。その腕前は彼らに指導を行ったメカニックのプロから「このチーム(メカニックチーム役のキャスト)だけでもラリーに行って充分イケるような感じ」と太鼓判を押されているほどで、メカニックチームたちによる車の修理やメンテナンスのシーンも見どころとなっている。(編集部・梅山富美子)