『007』ボンドガール ユーニス・ゲイソンさん死去 90歳
映画『007』シリーズ1作目『007/ドクター・ノオ』(1962)で、ボンドガールの一人シルヴィア・トレンチを演じたイギリスの女優ユーニス・ゲイソンさんが、現地時間8日に亡くなったと本人の公式Twitterが発表した。90歳だった。死因は明かされていない。
同作では、ウルスラ・アンドレスの演じたハニー・ライダーが、初代ボンドガールとして知られているが、シルヴィアは映画に“初登場”したボンドガール。 ショーン・コネリー演じるボンドから、シリーズおなじみの名セリフとなる「ボンド、ジェームズ・ボンド」という名乗りを引き出した女性としても知られる。ゲイソンさんは次作の『007 ロシアより愛をこめて』(1963)にも出演した。
ゲイソンさんは1928年生まれ。『偽れる結婚』(1948)で映画デビューし、『007』シリーズのほか、『フランケンシュタインの復讐』(1958)、『熱砂の舞』(1956)などに出演した。
シリーズのオフィシャルサイトでもゲイソンさんを追悼。プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、連名で「『ドクター・ノオ』『ロシアより愛をこめて』で、わたしたちにとって初の“ボンドガール”シルヴィア・トレンチを演じたユーニス・ゲイソンさんが亡くなったと知り、悲しみに包まれています。心からお悔やみ申し上げます」とコメントを発表している。(編集部・入倉功一)