クロエ・モレッツ、『キック・アス』ヒット・ガール再演に興味なし
女優のクロエ・グレース・モレッツ(21)は、映画『キック・アス』シリーズのヒット・ガールを再び演じたいとは思わないという。米プロビンスタウン映画祭に出席して語ったとIndieWireが報じた。
『キック・アス』(2010)は、自称ヒーローのオタク高校生キック・アスと、かわいらしい見た目とは裏腹に驚異的な戦闘能力を誇るヒット・ガールの活躍を描いたバイオレンス・アクション。子役時代のクロエを一躍スターダムに押し上げた作品で、第2弾『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013)も制作されている。先日には、プロデューサーでもあるマシュー・ヴォーン監督が『キック・アス』のリブートと、ヒット・ガールの単独映画を企画していると報じられたばかりだった。
クロエがヒット・ガール再演に乗り気でないのは、絶賛された第1弾に比べ、第2弾が興行的にも批評的にも振るわなかったからのようだ。「わたしはこのシリーズを愛しているわ。第1弾は本当に、本当に、特別だから。第2弾はもう少し違う形になればよかったんだけどね。わたしたち皆が、実際に出来上がったものとは少し違うものを期待していたから」と明かす。
クロエはヒット・ガールというキャラクターをとても愛しているからこそ、人々には第1弾での彼女の姿を記憶しておいてほしいといい、「だから第3弾が制作されるとは思わないし、少なくとも(わたしが演じる)ヒット・ガールが出てくるとは思わない」と明言した。
ヴォーン監督も「リブート」という言葉を使っているだけに、新たな『キック・アス』映画にはクロエの出演はないとみてよさそうだ。企画中のヒット・ガールの単独映画に関しては、彼女の大人になった姿か、父親ビッグ・ダディの修行のもと成長していく若かりし日を描くものになると伝えられている。(編集部・市川遥)