ドラマ「天」アカギ役は吉田栄作に決定!
俳優の吉田栄作(49)が、 福本伸行の麻雀漫画を岸谷五朗主演で連続ドラマ化する「天 天和通りの快男児」(テレビ東京系)で、原作の人気キャラクター・アカギを演じることが明らかになった。
無類の勝負強さで、麻雀の請負業(=代打ち)を営む主人公・天貴史(てん たかし)の戦いを描く本作。アカギこと赤木しげるは、桁外れの才能と精神力ゆえに“悪魔”と称される伝説の雀士で、原作では“もう一人の主人公”と言っても過言ではないほど活躍。彼の若き日を描くスピンオフ「アカギ ~闇に降り立った天才~」も大ヒット漫画になるなど、福本作品の代表的なキャラクターとして高い人気を誇る。
人気キャラゆえに、実写化が発表された際には、誰が“老アカギ”を演じるのか、ネット上でも大きな話題に。まさに難役への抜てきとなった吉田は、白髪姿で原作ルックスを再現し「演者には気分的なものも大切で、ビジュアルを寄せることで気持ちからキャラクターに近付き、その世界観を映像の中でも再現出来たらと考えています」と意気込む。
トレンディー俳優として一世を風靡(ふうび)し、現在も経験を重ねた実力派として活躍。「雀神とまで呼ばれる赤木には全く及びませんが、自分がこの世界で生き続けて来られた経験を台詞に投影してみたいと思っています」という吉田は、「セリフ一つ一つが本当にこう元々重いのと、彼のこれまでの人生すべて詰まった一言一言が一局一局、一牌一牌に込められていると思うんです。だからそれをしっかりとやるために、これまでの自分の人生とかなんかそういうものをしっかり投影しないといけないかなと思います」と語っている。
テレビ東京の松本拓プロデューサーは、吉田の持つオーラに、アカギに通ずるものを見出し出演をオファー。岸谷が演じる主人公・天との麻雀シーンへの期待も膨らむなか、「既に撮影に入っておりますが、赤木しげるの再現度はかなりのものだと自負しています。『吉田栄作版・赤木しげる』是非、ご期待下さい」と自信をのぞかせている。ドラマは今年の秋から、テレビ東京、BSジャパンでの放送に加え、動画配信サービス「Paravi」(パラビ)での配信が予定されている。(編集部・入倉功一)