E-girls坂東希、センス抜群!『虹色デイズ』監督から褒められる
E-girlsの坂東希が13日、新宿ピカデリーで行われた映画『虹色デイズ』トークイベントに飯塚健監督とともに来場、普段のグループ活動とは違う女優業について語った。
佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中川大志、高杉真宙、横浜流星ら注目の若手俳優によるカルテット主演が話題となっている本作は、ちょっとおバカでお騒がせな男子高校生4人の友情と恋を描く青春ドラマ。この日のイベントは、男性客も多く来場。坂東に熱心に声援を送るファンも多かった。
坂東が演じるのは、主演の仲良し4人組を見守るクラスメートの千葉ちゃん。この役は、4人の男子たちとの恋模様が描かれる他の女性キャストと立ち位置が違うと切り出した飯塚監督は、「僕らがスタッフと話していたのは、千葉ちゃんってできる女だよね、ということ。男性との距離感、女性との距離感をほどよく適正に取れる人。クラスの真ん中にいる人にしたいね、という話はしていたかな」と述懐。坂東もその言葉に同意しつつ、「千葉ちゃんはまわりをよく見ている人だと思うんで、とにかくみんながしゃべっているのを見ていたという感じですかね。お母さんというか、お姉さん的存在でいるよう意識していました」と付け加えた。
そして今回の女優業について、「普段はグループ活動をしているので。いつの間にか頑張らなくてもまわりに人がいて、自分から動くことがなくなってしまう。(今回の現場は)人として気づかされることが多かった」と振り返った。今回の現場では、共演者たちとコミュニケーションをとろうと心がけていたといい、そんな中、現場では女性キャストの吉川愛、恒松祐里らと一緒にいることが多かったそう。「グループでは年齢が下の方なので、現場で一番年上ということがなかなかなかった。だから新鮮だったし、みんなかわいかった」と笑顔を見せた。
また、テンポのいい会話を長回しでじっくりと見せる飯塚作品を観て、自分もそういう芝居ができるようになりたいと感じたという坂東。そんな彼女に、「きっとお芝居が大好きで、もっとやっていきたい人なんだろうなと思います。でもそれをおおっぴらに言わない人なんだろうなと。でもいろいろ写真を撮ったり、個展をやったり、センスがある人だから、お芝居も向いているんですよ。だから自信を持ってやってねと思います」とアドバイスを送った飯塚監督。坂東も「そうですね。わたしは何をやるにも自信があまりないので、自信をつけてやりたいと思います」と決意を語った。(取材・文:壬生智裕)
映画『虹色デイズ』は全国公開