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撮影中に妊娠&指切断していた、ローズ・バーンが明かす

左からジェシー・ペレッツ監督、クリス・オダウド、ローズ・バーン
左からジェシー・ペレッツ監督、クリス・オダウド、ローズ・バーン

 映画『ハイ・フィデリティ』や『アバウト・ア・ボーイ』の原作者であるニック・ホーンビィの同名小説を映画化した話題作『ジュリエット、ネイキッド(原題) / Juliet, Naked』について、ローズ・バーンクリス・オダウド、そしてジェシー・ペレッツ監督が、8月15日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【作品写真】キュートなうさぎたちに囲まれた『ピーターラビット』でのローズ

 本作は、イギリスの小さな港町を舞台に、男女の三角関係を描いたロマンチックコメディー。アニー(ローズ)の15年来の恋人ダンカン(クリス)は、伝説のミュージシャン、タッカー(イーサン・ホーク)の熱狂的なファン。ある日、彼が運営するファンサイトを通して、偶然にもタッカー本人からE-mailを受けったアニーは、そのままメル友になってしまう。だが、アニーに興味を持ったタッカーが、彼らを訪れたことから三角関係が始まる。テレビシリーズ「GIRLS/ガールズ」のペレッツ監督がメガホンを取った。

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 プロデューサーが原作の映画化権を得て、脚本が書かれた時点で、本作の監督として雇われたというペレッツ監督。「実は、その脚本を読んだのが『GIRLS/ガールズ』のエピソードで、クリスを監督したちょうど2週間後だったんだ。そのエピソードでは、クリスの即興がかなり面白くてね。その才能に引き込まれていたから、クリスともう一度仕事ができる作品を探していたんだ。この脚本を読んで、20ページ目くらいに達したときには、『クリスこそダンカンだ!』と思ったよ」。クリスと続けてタッグを組めたことに満足しているそうだ。

 そのクリスにとっても、ダンカンは馴染みのあるキャラクターだという。「ダンカンは、自分の行動や態度よりも、自分が好きなこと(タッカーの大ファンであること)を通して、自分を特徴付けている。実生活でもそんな男たちを僕は知っているよ。実際に、そんな男たちは(さまざまな媒体の)コンテンツにハマってしまい、そのコンテンツに登場する人々(俳優、モデル、歌手など)に空想を抱くことで、自分で居られる感覚になることがあるんだ」。そんなごくありふれたキャラクターだからこそ、観客はダンカンに共感が持てるのだろう。

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 一方、主演のローズは、今作の撮影前に妊娠が発覚したため、ワイドフレームで胸より上を撮影する手法をとっていたそうだ。「しかも、撮影期間に調理用のミキサーでマフィンを作っていて、人さし指を切り落としてしまったの。指を手術したから、かなり大きなバンドエイドを指に巻いていたわ。だから、その指も隠しながら、胸より上を撮影してもらっていたのよ」とセリフや演技以外にも、気を配らなければいけなかった撮影を振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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