木村拓哉VS二宮和也『検察側の罪人』ジャニーズ対決に注目！
『ファンタスティポ』『木更津キャッツアイ』など、多くの作品でジャニーズの先輩後輩が共演しているが、24日に公開された映画『検察側の罪人』では、木村拓哉と二宮和也（嵐）の共演が実現している。
ジャニーズの先輩後輩が共演した作品を振り返ってみると、『暗殺教室』の二宮と山田涼介（Hey! Say! JUMP）、『忍びの国』の大野智（嵐）と知念侑李（Hey! Say! JUMP）などがある。また、『近キョリ恋愛』では山下智久と小瀧望（ジャニーズWEST）、『未成年だけどコドモじゃない』で、知念と中島健人（Sexy Zone）が恋のライバルを演じていた。
過去のジャニーズの共演作にはあまりない、徐々に2人が対立していく今作。犯人不明の殺人事件をきっかけに、木村ふんするエリート検事・最上と二宮演じる駆け出しの検事・沖野の間に確執が生まれる様子を描くリーガル・サスペンス。最上は、事件の被疑者の1人である松倉（酒向芳）という男を執拗に追い詰めようとする。松倉は、過去に時効を迎えた未解決殺人事件の重要参考人だった人物。沖野は、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと疑問に感じ始める。
最上役の木村は、映画化もされた人気ドラマ「HERO」では、型破りな検事・久利生公平役を担っている。決して権力に屈せず、事件の真相を解明しようとする久利生と、事件の真相を明らかにすることよりも自身の正義のために事件を“解決”してしまおうとする最上。いままで久利生などクリーンな役のイメージが強かった木村から一転、同作では新しい一面を観ることができる。
一方、沖野役の二宮は、蜷川幸雄監督の『青の炎』、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』、山田洋次監督の『母と暮せば』に出演。名匠たちと仕事をしてきたジャニーズきっての演技派として知られている。また、『検察側の罪人』のメガホンを取った原田眞人監督は、『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』など、重厚な人間ドラマに定評のある人物。原田監督が演出するジャニーズの先輩・木村と後輩・二宮の演技対決に期待が高まる。（編集部・梅山富美子）