「ゴーストライダー」共同クリエイター死去 75歳
マーベルの人気コミック「ゴーストライダー」の共同クリエイターであるゲイリー・フリードリッヒさんが、現地時間28日、パーキンソン病による合併症のため亡くなった。75歳だった。
ゲイリーさんの訃報は、甥のクリス・フリードリッヒさんがFacebookを通して発表。「今日、素晴らしい家族の一員であり、ゴーストライダーの生みの親であるゲイリー・フリードリッヒを失いました。ゲイリーおじさん愛してます。寂しいです」とコミックの写真を添えて追悼。コミックライターのトニー・イザベラさんは、ゲイリーさんの旧友ロイ・トーマスさんの声明をFacebookに投稿。彼が数年にわたって、パーキンソン病と闘っていたことを明かしている。
彼がロイさんと共に生み出したゴーストライダーは、1972年に発行されたコミック「マーベル・スポットライト(原題)/Marvel Spotlight」第5巻で初登場。燃え上がるドクロの顔とバイクに乗って疾走する姿が、読者に強烈なインパクトを与えた。2007年にはニコラス・ケイジ主演の映画『ゴーストライダー』が公開。その後、続編も製作されている。また2016年には、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン4にゴーストライダーが登場。ガブリエル・ルナが同役を務めた。
米マーベル・エンターテイメントは、公式Twitterでゲイリーさんを追悼。「マーベル初期のライターの一人として、ゲイリー・フリードリッヒは魅力的でユーモアがあり、温かさを感じる超自然的であり共感できるストーリーを届けてくれました」と彼の功績を讃えている。(編集部・倉本拓弥)