波瑠、理想の上司・西島秀俊を絶賛「観覧車みたいな人」
女優の波瑠が16日、映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』女性限定イベントに西島秀俊、波多野貴文監督と共に出席した。この日、波瑠は劇中で上司役を務めた西島を「観覧車のような人」と評して絶賛するも、西島からは「自信満々に言ったけれど、お客さんはノッてないよ」とツッコまれ、笑いを誘う一幕もあった。
本作で波瑠ふんする波平久瑠美は、超一流のホテルチェーンに就職したものの、ローカル遊園地に配属されて、やりがいを見出せない新入社員。そんななか久瑠美は、かつて数々の企画を成功させたことから「魔法使い」と呼ばれる小塚(西島)との出会いをきっかけに、個性的な従業員たちに囲まれながら成長していく。
経営者と部下との関係を円滑にする記念日「ボスの日」に定められたこの日、西島が「理想の上司」を選ぶアンケート調査(角川アスキー総合研究所しらべ)で、「信頼して付いていける上司」など6部門でトップに選ばれたことが告げられた。その結果に波瑠は「納得です」と大きく頷いて、西島の現場での大らかな佇まいや存在感、周囲を見守る温かい視線に賞賛を送る。そして、映画にちなんで「遊園地のアトラクションに例えるなら観覧車ですね」と発言した。
しかし、その波瑠の絶賛に西島は「自信満々に言っているけど、分かりにくいよね。あまりお客さんはノッてこないよ」と照れながらツッコミを入れると、波瑠は「ノッてないですね。私、めっちゃ閃いたと思ったのに……(笑)」と恥ずかしそうに頭をかいていた。
また、先輩から授かった名言について話題が及ぶと、西島は駆け出しのころにドラマ「はぐれ刑事純情派」で共演した故・藤田まことさんから「本業をゆっくりと」という言葉を色紙に書いてもらったエピソードを明かした。西島は「いつもその言葉は頭に残っていて、自分の本業を一歩一歩ゆっくりやっていこう」と心に留めているという。
一方の波瑠は、久瑠美を演じるなかで一女性として元気をもらって前向きになれたそうで「大人が楽しく仕事をすることは、とても大切。そういう素敵な人たちがいるから、自分も現場で笑顔になれるんだなと」と多くの気づきがあったことを明かしながら、映画の魅力をアピールしていた。(磯部正和)
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は10月26日より全国公開