岡田将生、舞台「ハムレット」で主演 念願のシェイクスピア劇に歓喜のコメント
俳優の岡田将生が、ウィリアム・シェイクスピア作の舞台「ハムレット」で主演を務めることが24日、明らかになった。2019年5月9日よりBunkamuraシアターコクーン（東京）で、6月7日より森ノ宮ピロティホール（大阪）で上演される。ロイヤル・ナショナル・シアターのアソシエイトディレクターを務める、イギリス人演出家サイモン・ゴドウィンが演出を手掛け、黒木華、松雪泰子、青柳翔、村上虹郎、山崎一、福井貴一、堅山隼太、秋本奈緒美らが共演する。
NHKで放送中のドラマ「昭和元禄落語心中」で落語家役に挑み注目を浴びる岡田が、初のシェイクスピア作品で、国王である父を殺害した叔父に復讐を図る王子ハムレットにふんする。2014年に故・蜷川幸雄さん演出の「皆既食 ーTotal Eclipseー」で初舞台を踏んだ岡田は、「初めて舞台をやらせていただいたのが蜷川幸雄さん演出でした。蜷川さんに君とシェイクスピアをやりたいと言われ、その頃から、いつかシェイクスピアの作品をやりたいと思っていました。舞台をやらせていただく度に、どんどんその気持ちが膨らみ、今回話を頂けた時は飛び跳ねました」と喜びのコメント。
英国の名優レイフ・ファインズ主演「人と超人」などの舞台を手掛けてきた演出家サイモンと対面した際の感想を、「サイモンさんとはワークショップで初めてお会いしたのですが、物腰が凄く柔く、すぐ僕の事を迎え入れてくれました。そのワークショップで僕に教えてくれたのは、とても簡単な事で “芝居は自由だ”その事を改めて教えてもらった気がします」と語っている。
なお、ハムレットの恋人オフィーリア役には、野田秀樹、故・蜷川さんをはじめ数々の舞台に出演し、上映中の映画『日日是好日』『億男』、放送中のドラマ「獣になれない私たち」（日本テレビ系）など出演作が相次ぐ実力派・黒木華。黒木もまた本作が初のシェイクスピア作品となり、岡田とは2013年放送のテレビドラマ「リーガルハイ」（フジテレビ系）以来、5年ぶりの共演となる。
ハムレットの母で、叔父クローディアスと再婚する王妃ガートルード役に松雪泰子。2016年上演の舞台「るつぼ」で黒木と共演している。宰相ポローニアスの息子で父と妹の復讐に燃えるレアーティーズ役に劇団EXILEの青柳翔、ノルウェー王子フォーティンブラス役に村上虹郎、オフィーリアとレアーティーズの父ポローニアス役に山崎一、国王を殺害し王位を強奪した叔父クローディアス役に福井貴一、ハムレットの親友・ホレイシオ役に竪山隼太、劇中劇で女王役を演じるプレイヤークイーン役に秋本奈緒美が決定している。（編集部・石井百合子）
【公演名】
Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.6「ハムレット」
【公演日程】
＜東京公演＞2019年5月9日～6月2日・Bunkamuraシアターコクーン
＜大阪公演＞2019年6月7日～6月11日・森ノ宮ピロティホール