原作コミックのヴェノムを再現!監督・キャストが明かすダークヒーローの魅力
マーベル最新作『ヴェノム』より特別映像が公開され、監督のルーベン・フライシャーとヒロインを演じたミシェル・ウィリアムズが、原作コミックでも人気が高いダークヒーローの魅力を語った。
原作コミックにおけるヴェノムの初登場は、1988年に発行された「ジ・アメイジング・スパイダーマン(原題) / The Amazing Spider-Man」第299号。黒いスパイダーマンとも呼べるビジュアルと、彼とは対照的な凶暴性が読者に大きなインパクトを与えた。また映画では『スパイダーマン3』にヴィランとして登場し、トビー・マグワイア扮するスパイダーマンの目の前に立ちふさがっている。
ファン待望のヴェノム単独映画となった本作。フライシャー監督は、本作の最大の見どころを「コミックを忠実に再現したキャラクターだ」と語る。映画で登場するヴェノムのビジュアルは、体形をはじめ、目や特徴的な舌など、それぞれ原作に近いものとなっており、エディ・ブロック(トム・ハーディ)と地球外生命体“シンビオート”が合体した姿はおぞましく、ヴェノムの最大の魅力でもある“凶悪さ”がにじみ出ている。
またヴェノムの活躍だけではなく、ダークヒーローとして戦う宿命を背負ったエディの物語も見どころだ。「影の部分と向き合う男の物語よ」とミシェルが話すように、本作では正義感に満ちたエディが、ヴェノムの残虐性に悩まされながらもその力を受け入れていく過程が活写されている。悪に向き合うエディの苦悩とヴェノムとして悪と戦う姿も、ダークヒーローの魅力と言える。『スパイダーマン3』のヴェノムよりも原作に近くなったフォルムと、対照的な性格の二人が見せる掛け合いに注目したい。(編集部・倉本拓弥)
映画『ヴェノム』は11月2日より全国公開