趣里＆菅田将暉、撮影現場での何気ない表情『生きてるだけで、愛。』モノクロ写真

　女優の趣里が主演を務める映画『生きてるだけで、愛。』より、メガホンを取った関根光才監督が趣里と共演の菅田将暉の撮影現場での表情を捉えたモノクロ写真が公開された。

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　本作は、本谷有希子の同名小説を原作に、鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の主人公・寧子と、その恋人である津奈木の人間関係を描いたラブストーリー。全4枚の写真は、寧子を演じた趣里と彼女を支える恋人・津奈木を演じた菅田の何気ない表情を関根監督自らが撮影したものだ。

　エキセントリックな言動が目立つ役柄を演じた趣里は、カメラに向かって笑顔を見せる瞬間やタバコを加えながら部屋の隅にうずくまる姿、一点を見つめて何かを考え込んでる姿などさまざまな表情を見せる。一方で菅田は、感情を表に出さず内に溜める津奈木を表現するかのようなどこか切ない表情。哀愁漂うモノクロ写真は、趣里と菅田将暉としての顔と、それぞれが演じたキャラクターとしての2つの表情を見事に写し出している。

　本作のクランクインの前に、菅田から「なんでも受け止めるから」と心強い一言をもらったという趣里は、共演した印象について「シーンによっては鋭い目をするときもあれば、本当に楽しい時もあって、だからいろんな役ができるし、いろんな場所にも対応できる。本当に多彩な方だなというのは毎日思っていました」と回顧。感情を爆発させる女性を体を張って演じた趣里と、そんな彼女に寄り添う男性を演じ切った菅田の表現力に注目したい。（編集部・倉本拓弥）

映画『生きてるだけで、愛。』は11月9日より全国公開