佐々木蔵之介、ナマケモノをねぎらう「一生ぶんの仕事をした」
俳優の佐々木蔵之介が、日本版ナレーターを務めた映画『アース:アメイジング・デイ』公開直前イベントに登壇。特別ゲストとして登場したナマケモノのイベントでの働きに「一生ぶんの仕事をしたと思います」とねぎらっていた。
世界的にヒットしたネイチャー・ドキュメンタリー『アース』の第2弾でナレーターを務めた佐々木は、動物たちの知られざる姿のほか、撮影クルーの仕事にも刺激を受けたという。「役者という仕事をさせていただいておりますので撮影現場の状況が分かっているからこそ思いますが、どんなカメラアングルで、何台で撮っていて、何でレールがないのに動いているのかとか、何で肩越しに撮れているのかとか。これは本当にアメイジングで、どれだけ熱量をかけているのかと思いました」
さらに、佐々木は聞いた話として「偶然を100時間、200時間待っていたのではなく、カメラマンの方が動物学や生態学、行動学を学んで、その時間とその場所、どの方向から撮ればいいのかを狙って向かっていたそうです」と紹介し、「驚きでした」と振り返る。
イベントには、動物好き代表としてドラマ「天才バカボン」シリーズのハジメちゃん役などで知られる早坂ひららちゃんも出席し、「シマウマが川で助けてもらって渡れたところがすごいと思いました」と作品の感想をコメント。
壇上では動物クイズ大会も行ったほか、最後には特別ゲストとして本物のナマケモノも登場。じっとしているイメージのある動物ながらフォトセッションではまるでポーズを取るように動く一幕もあり、佐々木は「ナマケモノくんも一生ぶんの仕事をしたと思いますね」と感心していた。
監督は『宇宙(そら)へ。』などのリチャード・デイル、『真珠の耳飾りの少女』などのピーター・ウェーバー、ファン・リーシンが共同で務め、製作総指揮を『ネイチャー』などの共同監督を務めたニール・ナイチンゲールが担当。最新の4Kカメラ技術を使い、貴重な動物たちの姿を捉えた内容になっている。(取材・文:中村好伸)
映画『アース:アメイジング・デイ』は11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開