『ファンタビ』ティナの服&髪型がオシャレになった理由!キャサリン・ウォーターストンが語る
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で再び米国魔法議会(MACUSA)の魔法使いティナを演じたキャサリン・ウォーターストンが来日時にインタビューに応じ、ティナの見た目の変化について語った。
本作でのティナはMACUSAの闇祓いに復帰しており、強大な魔力を秘めた孤児クリーデンス(エズラ・ミラー)を追ってパリにやって来る。前作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)では服装も髪型も特に気に掛けている様子のなかった彼女だが、本作では体にぴったり合ったレザーコートをまとい、若干ぼさぼさしていた髪型は前髪を作ったキュートなボブカットになるなど、グッとオシャレに変身している。
「衣装やキャラクターの見た目には、現実世界と一緒で“その人がどんな人か”ということが反映されていると思う」というキャサリンは、今回のティナの変化にたくさんの意味を込めたと明かす。「服装に関して言えば、彼女は闇祓いの仕事に戻れたから、第1弾の時よりも自信があることを示したかった。そして今回はMACUSAの指示ではなく、ある意味秘密の仕事をやっている。だから伝統的なMACUSAのジャケットを着ることはできなかったんだけど、それに近い、プロフェッショナルな感じのする服を選んだのよ」。
そして髪型の変化には、それとは違うモチベーションがあったという。「第1弾でのティナは、自分自身のことを考える時間を全く持っていない人だった。誰かの妻やパートナーになる可能性があるなんて考えもしなくて、そうした一面を発展させる時間がなかったの。彼女は若くして孤児になって、小さな妹の世話をしなくちゃいけなくて、働くことに一生懸命だったから。でも第1弾の最後で“ちゃんと彼女に気付いてくれる人もいる”ということを知った。ニュート(エディ・レッドメイン)がそうしてくれたことでね。もちろん彼独特のやり方でだけど(笑)。わたしはこのことが、自分の中に今まで知らなかった一面があったと彼女に気付かせた、ということを髪型の変化で示したかった」。
キャサリンいわく、ティナはこれまでずっとキッチンのハサミで髪を切ってきたが、「今はヘアサロンに行く!」とのこと。「でもそれはニュートのためというわけではなくて、彼女は自分の中にあったフェミニンでロマンチックな一面を楽しんでいるのだと思う。人生で初めてね」と自分を犠牲にして妹を守ってきたティナというキャラクターへの愛情たっぷりに、ほほ笑んでいた。(編集部・市川遥)
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は公開中