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「獣になれない私たち」最終回、余韻残すラストに反響

新垣結衣&松田龍平(写真はドラマ公式Instagramのスクリーンショット)
新垣結衣&松田龍平(写真はドラマ公式Instagramのスクリーンショット)

 新垣結衣松田龍平主演、大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)の野木亜紀子脚本による連続ドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)が12日、最終回を迎え、「人はそんなにすぐには変われない」というテーマに加え、晶(新垣)と恒星(松田)らがたどった余韻の残るラストが反響を呼んでいる。(※一部ネタバレあり)

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 最終回の第10話では、社員を大切にしない社長・九十九(山内圭哉)にキレ、抗議するも一蹴されたECサイト制作会社勤務の晶と、家族を救うために始めた粉飾決算への加担から抜け出せずにいる会計士・税理士の恒星、それぞれが人生が一変するような大きな決断を下すさまが描かれた。
 
 晶から別れを告げられた後も思いを断ち切れずにいる京谷(田中圭)、一度は晶の会社で社長秘書として働きだすも挫折した京谷の元カノ・朱里(黒木華)、スキャンダルによってマスコミの餌食になる恒星の元カノ(らしき存在)・呉羽(菊地凛子)も、悩んだ末に自分なりの答えを出すことに。
 
 とりわけ目立ったのが、いつになくポジティブな発言が目立った晶の変化。恒星に「鮮やかには変われなくてもちょっとずつ変わっていって、苦くなくなるんだよ。このビールみたいに」と語るシーンでは、職場でもプライベートでも偽りの笑顔しか見せられずにいた晶が、何かから解放されたかのようなすがすがしい表情を見せていた。

 第9話で急接近した晶と恒星の関係について注目されていたが、これまでにも登場した「鐘」をキーワードにした、ほのかに希望が見えるラストが好評。「ほっこりしました」「こんな恋がしたい」「2人のその後が気になる」と余韻に浸る視聴者たちの感想が寄せられている。(編集部・石井百合子)

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