堤真一&岡村隆史が忠臣蔵に挑む!『決算!忠臣蔵』2019年冬公開
俳優の堤真一とナインティナインの岡村隆史が、東大教授・山本博文の新書を実写化する映画『決算!忠臣蔵』に出演することが14日、明らかになった。『殿、利息でござる!』『忍びの国』などを手掛けた中村義洋監督が、再び時代劇作品のメガホンを取る。
【動画】中村監督が手掛けた時代劇作品!映画『殿、利息でござる!』予告編
原作「『忠臣蔵』の決算書」は、忠臣蔵の主人公として知られる大石内蔵助(おおいしくらのすけ)が実際に残した決算書を基に、討入り計画の実像を記した作品。堤は、主人公の筆頭家老・大石内蔵助を、岡村は彼を支える勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ )をそれぞれ演じる。
1701年3月14日、赤穂藩藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)は、賄賂まみれだった吉良上野介(きらこうずけのすけ)の態度に据えかねて斬りかかってしまう。幕府の結論は、浅野家のお取り潰しと内匠頭の即日切腹。江戸の庶民は、赤穂藩士たちによる仇討ちを熱望するものの、上限8,400万という“予算”に悩まされることに……。
金欠に悩まされるリーダーという新たな大石内蔵助を演じる堤は、中村監督と初タッグ。「お話をいただき、あまりにも面白い脚本ですぐお受けすることにしました。誰もが知る有名な物語ではありますが、立場によって見方は変わり、あの時代に命をかけて忠義を尽くしただけの話ではなかったのです」と作品についてコメント。
同じく中村監督と初めてタッグを組む岡村は、盟友・大石内蔵助を支え続けるワーキングプアなそろばん侍に挑戦。「また映画に出たいとずっと思っていました。 普段はなかなかお会いできない役者の皆さんとご一緒する、緊張感のあるプロフェッショナルな現場が好きです。今回僕が演じるのは、貧乏なそろばん侍。減量し、小4でやめてしまった嫌いなそろばんも頑張ります!」と意気込んでいる。
近年、時代劇作品にも取り組んでいる中村監督は、「忠臣蔵」の名に恥じぬようにとプレッシャーを感じつつも、「これまで忠臣蔵モノをご覧になってこられた方々も、そうではない皆様も、そんな赤穂浪士を『はよ討入らんかい!』とツッコミながら応援して頂けたら嬉しいです」と新たな「忠臣蔵」を期待させるコメントを寄せている。映画は2019年初頭にクランクイン、同年の冬に公開を予定している。(編集部・倉本拓弥)