『アリー/スター誕生』ラストの歌に込められた思いとは?
レディー・ガガがスター歌手に才能を見いだされ、スターダムへと上り詰める女性を熱演して話題の映画『アリー/スター誕生』(全国公開中)。ガガらが書き下ろした劇中歌はどれも名曲ばかりだが、中でもガガがラストで歌う「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン(I'll Never Love Again)」は“ガガ史上最も泣けるバラード”として注目を浴びている。
この楽曲についてガガは「わたしは部屋に入り、皆にそれじゃ、映画『ボディガード』の「オールウェイズ・ラヴ・ユー」(ホイットニー・ヒューストン)を上回る曲を書かないとねって言ったわけ。実際にはなかなか難しいことだけど、でもこの作品を締めくくる重要な場面の裏には、そういった構想があったの」と告白する。
さらに「この曲に関してすごく興味深いと思うのは、この曲のタイトルである『アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン』つまり“もう二度と愛さない”というのが、ある意味ネガティヴな曲名だってところなのよ」とガガ。
「とは言っても、もちろんいずれ愛することはあるでしょう。人は皆、誰しもね。けれど悲しみがあまりに強烈すぎて、あまりに深く傷ついた場合、同じように誰かを愛することは二度とないということね。わたしはこの曲が大好きでたまらないのよ」と語り、自身にとっても特別な楽曲であることを明かしている。(編集部・中山雄一朗)