『アンブレイカブル』サーガは終了…シャマラン監督が明かす
映画『アンブレイカブル』を手掛けたM・ナイト・シャマラン監督が、『スプリット』『ミスター・ガラス』と展開してきたサーガは終了したと、 Entertainment Weekly に明かした。
2000年公開の『アンブレイカブル』は、不死身の肉体を持つダン(ブルース・ウィリス)と“ミスター・ガラス”ことイライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)の物語を、シャマラン監督らしいストーリーテリングで活写。監督は、2017年公開の『スプリット』でジェームズ・マカヴォイふんする多重人格者ケヴィンを描いた後、現在公開中の新作『ミスター・ガラス』で両作品のキャラクターを登場させている。
約19年かけて展開してきた『アンブレイカブル』サーガの終了に、シャマラン監督は「そういうことになるね」と同サイトに告白。今後も全く新しい物語やキャラクターを描きたいといい、「新たな物語を解明し、理解し、それを2時間の中で観客に受け入れてもらいながら独自の解釈を見つけてもらうことが、私は大好きなんです」とコメント。
またシャマラン監督は、Vultureのインタビューで作品の世界観を共有する“シネマティック・ユニバース”には興味がないことを明かしつつ、『ミスター・ガラス』が興行的に成功を収めても「(売れたから続編を作るようなことは)私たちはしないよ」と明言している。
現在、Apple製作の新作テレビシリーズに取り掛かっているシャマラン監督だが、すでに次回作の構想があるという。監督は「今2つの案があって、『ミスター・ガラス』公開後に執筆する予定だよ」と Entertainment Weekly に明かしており、今後もシャマランワールドが展開されることは間違いないだろう。(編集部・倉本拓弥)