『ボヘミアン・ラプソディ』監督クビの真相… プロデューサーが激白
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の監督クビ騒動の真相を、プロデューサーのグレアム・キングが語った。
当初、『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー監督がメガホンを取っていた本作だが、撮影残り2週間ほどのところでシンガー監督が現場に来なくなったとして、クビになったことが発覚。残りを『サンシャイン/歌声が響く街』のデクスター・フレッチャー監督が引き継いだ。のちにシンガー監督自身は否定したが、フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックとの確執も伝えられた。
現地時間19日、全米プロデューサー組合(PGA)賞のイベントに出席したグレアムは「不運な状況だった。残り16、17日くらいのところで、ブライアン・シンガーはある問題ができてしまった。彼の母親が重い病気になってしまったんだ」と当時の状況を説明。
「彼は一つのことに100%集中したい人間なんだ。彼は撮影を中断して、彼の人生で起きていることを対処したいと申し出た。一方、スタジオは映画を完成させたかった。もちろん、わたしの仕事は何としてでも映画を守ることで、そのためにわたしはいた」と振り返った。
また、ラミ・マレックの前には『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエン、『007』シリーズのQ役などで知られるベン・ウィショーの名前がフレディ役として挙がっていたが、正式にサインしたのはラミだけだったとグレアムは明かしている。(編集部・中山雄一朗)