仮面ライダークローズ・赤楚衛二、ビルド犬飼貴丈に甘えっぱなしだった「大変な子」
人気特撮番組「仮面ライダービルド」最終回のその後を描くVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』上映記念舞台あいさつが26日に新宿バルト9で行われ、会場から起こった「万ちゃん、おかえり!」という声援に主演の赤楚衛二が笑顔を見せた。この日は高田夏帆、越智友己、進藤学、滝裕可里、水上剣星、犬飼貴丈、山口恭平監督も来場した。
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2018年8月、大盛況のうちに幕を下ろした人気特撮番組「仮面ライダービルド」がオリジナルVシネマとして復活。本編シリーズで仮面ライダービルド(犬飼)の相棒だった“筋肉バカ”改め“プロテインの貴公子”こと万丈龍我/仮面ライダークローズの活躍を描き出す。
本作で主演を務めることになったことについて、赤楚が「やっぱり(主演は)気を遣わなきゃというのがあって。周りに『お水をどうぞ』と言っていました」と切り出すと、「今までは気を遣ってなかったですね。むしろ、あっちゃん(犬飼)に甘えっぱなしでした。2年間お世話になりました」と犬飼に謝辞を述べる。すると犬飼が「大変な子でしたよ。大体水は配らないです。それは間違った気の遣い方です」とツッコみ、会場は大笑いとなった。
今回、仮面ライダークローズが主演ということで、犬飼は「『仮面ライダービルド』で描かれてきたこととは違う、クローズという側面から見た物語なので、本編とは明らかに違う空気感を持ったと思う」としみじみ。そして本作では、シリーズの敵役だったエボルトが万丈の相棒として登場することになり、「ちょっと妬けるな」とつぶやく犬飼に会場は大笑い。「でも息も合っていたし、1年間バディでやってきたと言われても分からないくらいのシンクロを感じて。『あれ、僕とやっていた時よりもシンクロしていない?』と思って。ちょっと妬けましたね」と笑いながら付け加えた。
そんな中、「もし続編を作るなら」という質問を受けた登壇者たちからは、次々と「(越智演じる)内海の日常回!」というコメントが。犬飼が「朝起きて、メガネをして。スーツを着て。仕事に行くという内海の日常を垂れ流そうという案があったそうです。幻のアナザーストーリーとなってしまいましたが」と説明すると、高田も「現場ではうわさになっていました」と追随。しかし当の越智は「初耳でした!」と驚いた様子を見せていた。
そんな和気あいあいとした舞台あいさつもいよいよ終盤。最後に赤楚は「1年間応援してくださった方がいて、この作品が生まれました。ここにいないけど、武田航平、永尾まりやら、このメンツで作品を作るのはこれが最後だと思うので、この熱い物語を作ることができて本当に良かったなと思います」とファンに呼び掛けた。(取材・文:壬生智裕)
『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』は全国32館で期間限定上映中 ブルーレイ&DVDは4月24日発売