上白石萌音の吹き替え公開『アリータ:バトル・エンジェル』日本語版予告編
女優の上白石萌音が声優を務めるハリウッド映画『アリータ:バトル・エンジェル』(2月22日公開)の日本語吹替版予告編が公開された。
『タイタニック』(1997)、『アバター』(2009)のジェームズ・キャメロンがプロデューサーと脚本を兼任し、漫画家・木城ゆきとの代表作「銃夢」を実写化する本作。大ヒットアニメ『君の名は。』をはじめ、声の演技にも定評のある上白石は、本作で洋画実写の吹き替えに初挑戦。荒廃した近未来で、瓦礫の中から蘇るサイボーグ少女・アリータ(ローサ・サラザール)の声を担当する。
過去の記憶を失い、自分を拾ったサイバー医師イド(クリストフ・ヴァルツ)に娘のように育てられたアリータだが、その正体は300年前に作られた“最強の兵器”。上白石は、圧倒的な戦闘力を誇るアリータを演じる喜びを「これまであまり運動ができない内向的なキャラクターを演じることが多かったのですが、アリータは強くて、たくましくて、カッコいい女の子なので“新しい自分を見つけてみたいな”とワクワクしました」と語る。
無垢な少女から己の使命と向き合う戦士となっていくアリータの成長と、彼女を取り巻く人々との人間ドラマが描かれる本作。吹替版予告編では、アリータ役のローサの演技に呼応するように声を使い分ける、上白石の芸達者ぶりにも注目だ。「アリータは、身体はサイボーグなのですが、物語の中盤から終盤にかけて、人間らしい愛情や、人情を大事にする心が芽生えていきます。アリータが涙を流すと私も同じようにボロボロと泣いてしまいました。実際に泣いてしまうと鼻が詰まってしまって、後のシーンに支障が出てしまうのに何度やっても涙が止まらなくなってしまいました」
もちろん、『シン・シティ』シリーズなどで知られるロバート・ロドリゲス監督ならではの、大迫力のアクションシーンも見どころ。感情を露わに、次々と凶悪な殺人サイボーグたちと対峙していくアリータを演じ「戦うシーンや、強気なセリフのシーンでは、今まで自分でも発したことのない声が出ました」と語る上白石の新境地への期待が高まる。(編集部・入倉功一)