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ムキムキ!生田斗真「いだてん」肉体美の秘訣は?

筋骨隆々の肉体美も話題の「いだてん」生田斗真
筋骨隆々の肉体美も話題の「いだてん」生田斗真 - (C)NHK

 現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(NHK総合・日曜20時~ほか)で話題になっているスポーツ団体・天狗倶楽部。そのなかでも、父は元警視総監、兄は後の日本銀行総裁、自身も東京帝国大学の学生でありながらスポーツも万能で「運動会の覇王」と言われた三島弥彦(みしま・やひこ)の存在感は抜きん出ている。そんな三島を演じる生田斗真が、ストックホルムロケの秘話や、劇中、繰り返し披露する肉体美への意識、さらに物語が大きく動く第9話の見どころなどを語った。

【写真】生田斗真出演、宮藤官九郎脚本の映画

 三島は、中村勘九郎演じる金栗四三(かなくり・しそう)と共に、日本人として初めて1912年のストックホルムオリンピックに参加した人物。本作でも、実際に競技が開催されたストックホルムのスタジアムでロケが行われた。生田は「三島さんや金栗さんが走ったトラックで撮影できたことは、何物にも代えがたい貴重な経験でした。日本のオリンピックの歴史の第一歩となるシーンを、現地で撮影できたのは夢のよう。この経験は、その後の役を作っていくうえでも大きかったです」と当時を振り返る。

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 ストックホルムでのロケは昨年8月、3週間にわたって実施。1日のスケジュールに余裕があり、撮影以外でも勘九郎と時間を共にすることが多かったという。生田は「三島と金栗の関係を深める意味でも、非常に大きな意味がありました」と語ると、撮影の合間に、街中にある遊園地に生田と勘九郎、さらに竹野内豊(ストックホルムオリンピック日本選手団監督・大森兵蔵役)と行ったエピソードを披露。「僕と勘九郎さんで『遊園地に行こう!』という話になったとき、竹野内さんもお誘いしたんです。まさかいらっしゃらないかなと思っていたら『行く』と仰っていただいて……。高いところから落下する乗り物に乗ったのですが、勘九郎さんは『怖い! どうしよう』と叫ぶし、竹野内さんは良い声で『ハハハ』と……。なかなか印象深い遊園地体験でした(笑)」。

 また、劇中、天狗倶楽部のメンバーたちが、上半身裸になり血潮をたぎらせるシーンも見どころの一つになっている。これまで生田は、ドラマ「うぬぼれ刑事(でか)」(2010・TBS系)や映画『土竜(モグラ)の唄』シリーズなどの宮藤官九郎作品に出演(監督、脚本含む)。「(脚本の)宮藤(官九郎)さんの作品には、過去に何度も出演していますが、なぜかいつも服を脱がされるんです。今回も『また来たな』と思いました」と苦笑い。資料での三島は、非常に大柄な体形だったため、説得力のある体づくりを意識したという。「しっかりトレーニングして、特に食べることは意識していました。撮影が終わると、天狗倶楽部のメンバーと焼き肉に行ったのですが、そのときは『コメ大』(※ライスの大盛)を頼んで、よく食べて体づくりに勤しんでいました」と裏話を明かした。

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 さらに満島真之介近藤公園武井壮ら演じる天狗倶楽部のメンバーたちが、大きな話題になっていることに「まさかこんな形で反響があると思わなかったので嬉しかったです」と笑顔。「満島くん演じる吉岡信敬(よしおか・しんけい)は“ヤジ将軍”と呼ばれ日本初の応援団長として知られた人なのですが、現場でも声を枯らして、率先してリーダーシップをとってくれています。とても助けられている頼もしい俳優です」と称賛していた。

 「大河ドラマに出演しているという感じがしないんです」という生田。訓覇圭プロデューサーをはじめ、キャスト、スタッフが「既成概念にとらわれず、型破りなことをして、日本を元気にしようと意気込んでいるチーム」と評し、嘉納治五郎(かのう・じごろう)役の役所広司に対しても「今回初めてご一緒させていただいたのですが、空き時間でも一人でセリフの練習や段取りの確認をされている。役所さんのキャリアをしても、まだまだ極まることがないんだなと感じると、夢があります。すごく格好いい先輩です」と羨望の眼差しを向けていた。

 3月3日放送の第9話で三島は、ストックホルムオリンピックに向かうためシベリア鉄道に乗るが、この話の演出を務めるのがドラマ「モテキ」(2010)や映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018)などの演出家、映画監督の大根仁。「大根さんは、この世界に入った中学生のときから、何度もご一緒している方。大根さんがお金のない深夜ドラマを作っているとき、セットも組めず狭いところで撮影し、冷えた弁当を一緒に食べていたんです。まさか大河ドラマでご一緒できるなんて夢にも思わなかったです」と感慨深げに語ると、「シベリア鉄道のシーンの撮影は、すごく狭い場所だったので、当時の経験が生きました」とニヤリ。

 「既成概念にとらわれず、型破りなことを」という意味では、ポップでエッジの効いた作品を数多く輩出してきた大根監督の演出の第9話は、楽しみでならない。(取材・文:磯部正和)

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