小栗旬・高良健吾・新田真剣佑が兄弟役 SPドラマ「二つの祖国」で共演
小栗旬が主演を務めるテレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」(3月30日・31日連続放送予定)の追加キャストが発表され、高良健吾と新田真剣佑が、小栗の兄弟役で共演を果たすことが明らかになった。
「沈まぬ太陽」などで知られる作家・山崎豊子の同名小説が原作。米ロサンゼルスの日本語新聞社に所属する記者・天羽賢治(小栗)をはじめとする日系二世の若者たちが、太平洋戦争によって「二つの祖国」の狭間に立たされるなか、自らのアイデンティティーを求めて懸命に生きるさまを描く。
高良と新田は、小栗ふんする賢治の弟役で出演。高良は日本の大学に在籍していたところで日本軍へと徴兵される次男・天羽忠を、新田は日系人収容所でアメリカ軍への志願を決意して戦地に赴く三男・天羽勇を演じる。そのほか、賢治の父親・天羽乙七役に松重豊、母親・天羽テル役に麻生祐未、妹・天羽春子役に原菜乃華など、実力派キャストがそろった。
小栗との共演に高良は「先に先に進み続ける小栗さんがどのように現場に居るのかを学ばせてもらっています。勉強になる事だらけです」と感服の様子。また「小栗さんとは以前から仲良くさせて頂いていて、いつかご一緒できたらと思っていたので、今回共演できて光栄に思います」という新田も「小栗さん、高良さんの弟役なので、お2人の背中を見て引っ張って行ってもらおうと思っています」と意気込む。
父親役の松重も小栗とは何度か共演しており、「親子役は初めてですが、こんな息子がいると老後は楽でしょうね」とユーモアあふれるコメント。テレビ東京では「孤独のグルメ」への出演でもおなじみなだけに、「真剣佑君が僕にくれたタピオカミルクティにはまってしまった」と撮影を振り返る一方、「当時の日本人の置かれた状況、日系1世としての苦悩を、追体験しながら、取り組んでおります」と真摯(しんし)に思いを語っている。
本作には、日系二世で賢治の友人でありライバルとなっていくチャーリー田宮役として、ムロツヨシも出演。物語の鍵となる女性キャラクター役の女優陣は今後発表される。(編集部・入倉功一)