40歳で死去…アレキサンダー・マックイーンさんのドキュメンタリー4月公開
2010年2月11日に40歳の若さで亡くなったイギリスのファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンさんの軌跡を追うドキュメンタリーが『マックイーン:モードの反逆児』の邦題で、4月5日より公開されることが決定した。音楽を、マックイーンさんの友人でもあったマイケル・ナイマンが担当している。
故デヴィッド・ボウイさん、レディー・ガガ、ビョークら名だたるアーティストたちの衣装を手掛け、天才として名を馳せたマックイーンさん。英キャサリン妃の御用達としても知られ、34歳で大英帝国勲章を授与。絶頂期にありながら突如、自ら命を絶った。本作では、友人や家族たちとのインタビューを交えて彼の歩みをたどるとともに、伝説となったショーとその裏側に肉迫する。
マックイーンさんは、ロンドンの労働者階級出身。かつては日々の食費に困るほど生活はひっ迫していた。そんな彼が、23歳のときに失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビュー。彼の手掛けた前衛的なショーの数々は、絶賛とバッシングの真っ二つに分かれ、たちまち世界に知られることとなった。1996年にはわずか27歳でジバンシィのデザイナーに抜擢。一方で、自身のブランドのショーは一層過激になり“モードの反逆児”と謳われた。ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーでは4度にわたって受賞している。
出演のクレジットには、マックイーンさんのほか彼を世に出したとされる名スタイリストの故イザベラ・ブロウさん、ファッションデザイナー、映画監督のトム・フォードらが名を連ねている。音楽は、『ピアノ・レッスン』やピーター・グリーナウェイ、マイケル・ウィンターボトム作品で知られる大御所マイケル・ナイマン。(編集部・石井百合子)
映画『マックイーン:モードの反逆児』は、4月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開