『七つの会議』紅一点の女性社員役・朝倉あきに注目
映画『七つの会議』(公開中)で女性社員・浜本優衣を演じた女優の朝倉あきが注目を浴びている。
「半沢直樹」シリーズなどで知られる作家・池井戸潤の同名小説を原作にした本作は、中堅メーカー・東京建電の社内で起きたパワハラ告発をきっかけに、社内に巻き起こる波乱を描く。野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、藤森慎吾、立川談春、北大路欣也ら豪華キャストが集結した。
朝倉ふんする優衣は、寿退社を理由に会社を辞める前、社内環境改善のため残業する人や時間の余裕がない人のためにドーナツの無人販売を企画。自分にできることは何かないかと一生懸命な優衣の存在に「癒された」という人が多くいたようだ。
朝倉は、1991年生まれの27歳。高畑勲監督の『かぐや姫の物語』(2013)で主人公・かぐや姫の声を担当して一躍注目を浴びた。2014年には芸能活動を一時期休止していたが、2015年に復帰。昨年は主演作『四月の永い夢』が公開され、池井戸作品の1つであるドラマ「下町ロケット」(TBS)では佃製作所の若きエンジニア・加納アキ役を務めた。
本作は、公開初週(2月2日~3日)の全国映画動員ランキング1位となり、興行収入は3日間で3億3,400万円、観客動員数は25万人を記録している(興行通信社調べ)。(編集部・梅山富美子)