佐野勇斗、主演映画『凜-りん-』に自信!
俳優の佐野勇斗が23日、イオンシネマ板橋で行われた主演映画『凜-りん-』公開記念舞台あいさつに出席し、作品の魅力をアピールした。
本作は、又吉直樹が芥川賞受賞作品「火花」執筆より前に舞台用に書き下ろした劇作を映画化したもの。佐野と本郷奏多を主演に迎え、男子高校生5人が「100年に1度、村から子供が消える」という神隠し伝説の謎に挑むミステリー作品。佐野は事件に巻き込まれる純朴な高校生・野田耕太を演じている。
この日の舞台あいさつには佐野のほか、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、金田哲(はんにゃ)、原作者の又吉、池田克彦監督も登壇した。又吉は「11年前に書いた作品がこうして映画化されることがとても不思議です」と切り出し、自身が作り上げたキャラクターを若い俳優たちが力強く演じてくれたことに感謝を述べる。
佐野は、もともとミステリー作品が大好きであることを明かすと「僕自身、ミステリー作品に出演する経験が少なかったので、台本をいただいたときは純粋に嬉しかったし、素直に面白いなと思いました」と笑顔を浮かべる。さらに「池田監督やスタッフ、キャストの力が集結した作品。出来上がった映画を観たとき、自分で言うのもなんですが『めっちゃおもろいやん』と思いました。見逃せない作品です」とアピールしていた。
また又吉は、佐野らキャストたちを見渡すと「この皆さんで良かったなと思いました」としみじみ。劇中で佐野らは学生服を着ているが、この日はカジュアルな服装で登場。「こんな洗練された男前のお兄さんたちだからこそ、伝わるものもある」と絶賛された佐野は「めっちゃうれしいですね」と破顔していた。
最後に佐野が「ついに公開を迎えました。たくさんの人に観てほしいです。みなさん、楽しく観てくれますか!」と客席に呼び掛けると「イエーイ」と大歓声が巻き起こっていた。(磯部正和)