体がありえない形に!ラース・フォン・トリアーの問題作、衝撃ビジュアル公開
ヒトラーを擁護する発言でカンヌ国際映画祭から追放されたデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアーの復帰作『ハウス・ジャック・ビルト』(6月14日公開)。本作に登場するキャストの衝撃的なビジュアルが公開となった。
カンヌ映画祭では途中退場者も続出し、賛否真っ二つの反応に分かれたという本作。同映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した『ダンサー・イン・ザ・ダーク』などの名作、『アンチクライスト』『ニンフォマニアック』など過激な題材を扱った問題作で世を騒がせてきたトリアー監督が描く、ある殺人鬼の物語。1970年代の米ワシントン州を舞台に、アートを創作するかのように殺人に没頭するハンサムな独身技師ジャックの12年間を、5つのエピソードで描き出す。日本ではR18+指定で上映される。
公開されたビジュアルは、殺人鬼ジャック(マット・ディロン)と謎の男ヴァージ(ブルーノ・ガンツ)、そして、ユマ・サーマン、シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオが演じるジャックの餌食になる4人の被害者を収めたもの。それぞれ腕や脚、胴体が、ありえない方向にねじ曲がり、針金で巻かれており、ゾッとする奇怪な体勢。
被害者の女性たちには1st INCIDENT、2nd INCIDENT、3rd INCIDENT、4th INCIDENTと番号がふられており、この姿がジャックの殺人とどのように関わってくるのか、想像を掻き立てる。
なお、本ビジュアルの特製ポストカード(6種類)付きムビチケが3月15日より全国の上映劇場で発売される(特典はムビチケ1枚につき一つ、絵柄の指定は不可、数量限定)。(編集部・石井百合子)
映画『ハウス・ジャック・ビルト』は6月14日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開