小松菜奈、スマホのファッション撮影に挑戦「不思議な感覚」
女優・モデルの小松菜奈が13日、女性ファッション誌「VOGUE GIRL」特別増刊号の出版発表会に出席し、全編スマートフォンで行った撮影について振り返った。
公式ウェブサイト発足5周年を記念して3月14日に発売される「VOGUE GIRL」の特別増刊号。同誌では、エディトリアルページの撮り下ろし写真をスマートフォン「Google Pixel 3」で撮影するという新たな試みに挑戦している。この日の出版発表会には、表紙を飾った小松とともに、編集長の渡辺三津子、占い師のしいたけ.が姿をみせた。
渡辺編集長によると撮影のテーマは「東京を舞台にした現代のワンダーガール。コミックのキャラクターを意識しました」とのこと。小松は初挑戦となったスマートフォンでの撮影について、初めて聞いたときは「驚いて『えっ!?』って2回くらい聞いてしまって。そんな時代が来たんだなと。今まではカメラで撮っていたのに、未知の世界というか、どうなるのだろうといろいろ想像しました」と振り返った。
カメラマン側も機材の違いに当初は不慣れな様子をみせていたという今回の撮影。小松は「私もカシャッというシャッター音でポージングを取ったりしたので、感覚も違って戸惑いもありました。でも、慣れてくると新しいものを先取りしている感覚があって、不思議な感覚でした」と嬉しそうに語る。
小松は完成した写真を見る際にも「スマホだしな……」という不安があったことを明かす。いざ実際に目にすると「色がはっきりとしていて、とても綺麗でした。普段のカメラを使った写真と同じくらい素敵で、実は（カメラで撮影した写真と）入れ替えているのでは？ と思うくらいクオリティーが高くてびっくりしました」と感激の思いだったそう。
機材がコンパクトになったことにより、街中での撮影にも変化があったようで、渡辺編集長は「撮影隊だと気づかれない部分もあったので、臨場感や雰囲気も新しい表現を生む可能性があるのではないかと感じました」と日本初のスマートフォン撮影への手ごたえを語っていた。（取材・文：中村好伸）