長澤まさみ出演×ジョン・ウー監督作、6月公開 総製作費76億円!
長澤まさみ、金城武、チャン・ツィイーらアジアの人気スターが集結したジョン・ウー監督の2014年の映画『太平輪(原題)』が、『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI,II』の邦題で公開決定。6月7日よりPartI、6月14日よりPartIIが公開される。総製作費約76億円を投じ、1945年の国共内戦を背景に、3組の男女の出会いと別れを前後編の2部構成で描く。長澤は、金城演じる台湾国籍の日本軍軍医の幼なじみ・雅子役として出演している。
『男たちの挽歌』(1986)、『M:I-2』(2000)、『レッドクリフ』2部作(2008・2009)などで知られるウー監督が、『グリーン・デスティニー』(2000)の脚本家ワン・ホエリンの原案に基づき、日本占領下の台湾と、中国本土で多くの犠牲者が出た歴史的大戦を題材にした本作。前編は戦争と時代に翻弄される3組の男女を描き、後編では1,000人近い乗組員、乗客が犠牲になった上海発・台湾行きの大型客船「太平輪号沈没事件」を軸に、客船に乗り合わせた3組の男女の運命が交錯していく。
巨匠ウーのもと、日中韓のスターが集結。2013年放送の台湾ドラマ「ショコラ」で海外進出した長澤まさみが、ウォン・カーウァイ作品やドラマ「神様、もう少しだけ」(1998)や映画『Sweet Rain 死神の精度』(2007)など日本の作品でも知られる金城武と共演する。
そのほか中国から、金城とともに『レッドクリフ』に名を連ねたトン・ダーウェイ、『イップ・マン 葉問』(2010)のホアン・シャオミン、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(5月31日公開)が待機中のチャン・ツィイーらが参加。韓国からはドラマ「太陽の末裔 Love Under The Sun」(2016)などの人気女優ソン・ヘギョが出演する。ストーリー詳細は以下の通り。(編集部・石井百合子)
<前編>
1945年、国民党の将校、レイ・イーファン(ホアン・シャオミン)は、上海の舞踏会でチョウ・ユンフェン(ソン・ヘギョ)と運命的な出会いをする。しかし国共内戦が激化し、レイはユンフェンを残し内戦の最前線へと向かう。ユンフェンは新居の家屋で、「ザークン(金城武)」と記された絵と、額裏から「雅子(長澤まさみ)」の日記を発見。ユイ・チェン(チャン・ツィイー)は、出征したまま行方不明になった恋人を探すため、従軍看護師に志願。十分な食糧が無いなかで見知らぬ兵士、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)と家族のふりをして、食糧配給を得る。
<後編>
1947年、1,000人近い乗客・乗組員を乗せて上海から台湾へ向かっていた大型客船「太平輪」。船にはユイ・チェン(チャン・ツィイー)、ザークン(金城武)、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)が、それぞれに違う目的で乗船していた。深夜、近くの貨物船との衝突事故でそれまでお互いを知る事の無かった男女の3組の運命が交差する。
映画『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI,II』は6月7日(PartI)、6月14日(PartII)よりシネマート新宿・心斎橋ほか順次公開