平成映画ナンバーワンにマッドマックス!映画秘宝が30年のベスト10発表
映画専門雑誌「映画秘宝」(洋泉社)が、20日発売の2019年5月号で、平成の映画史を総括する特集「平成の傑作映画100!」を掲載。1989年~2019 年までの30年間から「編集部が独断と偏見で選ぶ」平成映画ベスト10を発表した。
【動画】まさに狂気『マッドマックス 怒りのデス・ロード』メイキング映像
「映画秘宝」は、現・映画評論家の町山智浩が1995年にワンテーマのA5判ムックとして創刊。1999年にA4判の隔月刊雑誌としてリニューアルし、2002年に月刊化した。そんな同誌が30年間のベスト1に選んだのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)。アクション映画の枠におさまらず、国内外を問わず映画界を席巻した作品なだけに、納得の1位といえそうだ。
そのほか2位に『バットマン リターンズ』、3位に『ファイト・クラブ』、4位に『スターシップ・トゥルーパーズ』、5位に『パシフィック・リム』など、アクション、ホラー、SF映画などジャンル映画の価値を訴えてきた秘宝らしいベスト10を決定。誌面では、町山をはじめ、柳下毅一郎、高橋ヨシキ、滝本誠、ギンティ小林ら執筆陣が作品の魅力を解説する。
また「平成ベスト・ガール」に女優・林由美香、「平成ベスト・ガイ」に「沈黙」シリーズのスティーヴン・セガールを選ぶなど、ジャンル別でも平成を総括。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が選ぶ「平成海外コメディベスト5」をはじめ、「平成映画ポスター・ベスト5」「映画パンフ・ベスト5」「ベスト映画ロボ25選」「ガンアクション・ベスト10」「サメ映画ベスト5」「ヒドい邦題トホホ3」など、テーマ別ベスト5も併せて決定する。
映画専門雑誌「映画秘宝」2019年5月号は発売中 洋泉社刊 定価1,180円(税込)
「映画秘宝」が選ぶ問答無用の平成映画ベスト10
1 位 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)
2 位 『バットマン リターンズ』(1992年)
3 位 『ファイト・クラブ』(1999年)
4 位 『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997 年)
5 位 『パシフィック・リム』(2013年)
6 位 『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007年)
7 位 『3-4X10月』(1990年)
8 位 『オーディション』(1999年)
9 位 『愛のむきだし』(2008年)
10位『この世界の片隅に』(2016年)
次点 『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(1997年)