吉高由里子、メンタルえぐれる「ぎゃん泣きした」
女優の吉高由里子が8日、都内で行われた4月クールのTBS系ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(4月16日スタート、毎週火曜夜10時~)プレミアム試写会&舞台あいさつに登壇。昨日、ある出来事により「メンタルがえぐれていた」と明かし、女優業の厳しさをうかがわせた。この日は、向井理、中丸雄一(KAT-TUN)、内田有紀、ユースケ・サンタマリアも来場した。
朱野帰子の同名小説を基に、過去にあるトラウマを抱えて以来「絶対残業しない」というモットーを貫く32歳の独身OL・東山結衣(吉高)を主人公にした本作。クセ者ぞろいのブラック上司や同僚たちの間で奮闘する姿を通して現代社会が抱える問題を浮き彫りにし、「何のために働くのか?」「自分を大切にすること」といったメッセージを伝えていく。
作品にちなみ、仕事をする上でのモットーを尋ねられた中丸は、「ドラマでもグループの活動でも、楽しいものを観てもらうことが基本なので、(自分も)楽しもうという気持ちを持てるように心がけています」と回答。とはいえ、時にはキツイ仕事もあり、その際には「自分を洗脳するしかない。つまらないというベクトルから楽しいかも……と無理やりイケるように、『この仕事は楽しい』と言い聞かせます」と自身のスタンスを打ち明けた。
すると吉高も、「切り替えることで今日が決まります」と同調。さらに、「わたし、昨日すごく落ち込んで……。傷は自分から見せていかないと」と申告すると、「ぎゃん泣きするは、べそかくはで、今日もここに立ちたくないくらいにメンタルえぐれていた」と告白。と言いつつ、気持ちは切り替えられたようで、「今、楽しいです。来てよかったです」と笑顔を見せた。
一方、内田はそんな吉高を思いやり、「役者でもいろんなことがある。OLの皆さんと変わらずにやっているんだよ」と伝えると、吉高は「ありますよね! 悩みだらけじゃない!?」とヒートアップし、人知れず苦労を抱えていることをうかがわせた。
なお吉高のモットーは「スタッフさんの名前を早く覚えること」だそうで、「その方が現場に自分も入り込めるし、楽しめる環境になるし、ちゃんとした関係性になっている実感もあるので」と説明。その成果もあり、撮影は和気あいあいとした雰囲気で進んでいるよう。最後に吉高は、「登場人物の誰かしらに共感できると思います。気持ちが楽になったり、明日もまた仕事頑張ろうという作品になっているので、3か月間、みなさん見守ってください」と呼び掛けていた。(取材:錦怜那)
「わたし、定時で帰ります。」は4月16日より毎週火曜夜10時~TBS系で放送(初回15分拡大)