『トランスフォーマー』マイケル・ベイの再登板はない?
映画『トランスフォーマー』の監督から退いたマイケル・ベイのシリーズ復帰は可能性が低そうだ。映画プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが/Filmに語っている。
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』のトラヴィス・ナイト監督を起用し、ベイはプロデュースに回った初のスピンオフ『バンブルビー』は、全世界興行収入が約4億6,000万ドル(約506億円)を突破。孤独な少女とバンブルビーの絆を描いた内容が評価され、批評家筋から嫌われる傾向にあった同シリーズのなかでも、好意的に受け入れられている。
『バンブルビー』のプロモーションで来日した際にロレンツォは、この成功を受けて、『トランスフォーマー』と『バンブルビー』の続編、少なくとも2本の脚本作業が進行中だと語っていた。同サイトから、その新作の監督をベイにオファーするか尋ねられたロレンツォは、これを否定。ベイ監督がシリーズでやってきた仕事を愛している一方で、「もう同じことをやることはないだろう」と断言する。
「答えはこうだ、僕らは脚本に取り掛かっている。これでいけると確信できる本を手にしたら、それ(監督)について議論をするだろう。マイケルはやりたくないと決断した。彼を責める気はないよ。人生のうちのとんでもない時間を、このシリーズを撮るのに費やしてきたんだから」。またロレンツォは、現在作業中の脚本は、前作『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)後の出来事を描くことにはならないとも答えている。
ベイ自身は、出世作となった大ヒットアクションシリーズ第3弾『バッドボーイズ・フォー・ライフ(原題) / Bad Boys For Life』にも監督として参加せず。現在は『デッドプール』のライアン・レイノルズとタッグを組んだNetflixオリジナル映画『シックス・アンダーグラウンド(原題)/ Six Underground』の制作に取り掛かっているほか、スティーヴン・スピルバーグが長年取り組んできたSF大作『ロボポカリプス(原題)/ Robopocalypse』を監督するとされてる。(編集部・入倉功一)