中村倫也、実写版『アラジン』で歌う!吹き替え初挑戦
俳優の中村倫也がディズニーの実写映画『アラジン』(6月7日より全国公開)で、主人公・アラジン役の日本語吹き替えを務めることが明らかになった。ヒロイン・ジャスミン役の吹き替えは、ミュージカル女優の木下晴香が担当する。二人は洋画の吹き替え初挑戦で、セリフだけでなく、歌まで完全に吹き替える。
数々の実力派が集まったオーディションを突破し、吹き替え版キャストに選ばれたという二人。起用の大きなポイントとなったのは、その演技力と歌唱力、そして二人の「ホール・ニュー・ワールド」の歌声だったという。
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でブレイクした中村は、ミュージカル「RENT」などに出演した経験もあり。一方の木下は20歳にして、ミュージカル界で活躍する逸材で、「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役などを務める。
中村は、名曲「ホール・ニュー・ワールド」のシーンについて「自分が携わる仕事で、感じたことのない感動がありました。小さい頃から知っている名曲に自分が歌って吹き込んで完成版を観たとき、珍しく鳥肌が立ちましたね」といい、特別な思いがあったよう。
さらに「アラジンはジャスミンを誘って一緒にいろんな世界を見て回ろうよという、優しさと強さ、ちょっとした強引さがありながら素敵な体験をさせてあげる……そういう幸せな気持ちやキラキラした感情がいっぱいのシーンになればいいなと思って吹き替えをしました」とアフレコを振り返った。
ジャスミン役に選ばれてた木下は「すごく嬉しいです。数あるディズニーの作品の中でも本当に大好きな作品の一つで、まだどこか信じられていない自分がいるのに、ここにいるこの状態……」と戸惑いを隠せない様子だが、「思い続ければ願いは叶う!」と喜びを爆発させた。
ディズニーの名作アニメーションを『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー監督が実写化する本作。アラジンを新鋭メナ・マスード、ジャスミンを『パワーレンジャー』のナオミ・スコット、ランプの魔人ジーニーをウィル・スミスが演じる。ジーニーの日本語吹き替えは、声優の山寺宏一がアニメシリーズに続いて務める。(編集部・中山雄一朗)