ジェームズ・ワン製作ホラー『ラ・ヨローナ』が首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末4月19日~4月21日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『死霊館』シリーズなどのジェームズ・ワンがプロデューサーを務めた新作ホラー『ラ・ヨローナ ~泣く女~』が、興行収入2,634万7,631ドル(約28億円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
中南米に古くから伝わる怪談を映画化した本作は、泣き声を聞いた子どもは必ず連れ去られるという存在“ヨローナ”に狙われた女性の恐怖を描いたホラー。観客の51%が男性、年齢層も25歳以上が全体の6割を占めており、製作費900万ドル(約9億9,000万円)を上回るスタートを切った。
また世界71か国でも公開を迎えた本作は、メキシコで興収530万ドル(約5億8,300万円)、コロンビアで興収240万ドル(約2億6,400万円)を記録しており、怪談が浸透する地域で高い数字を収めている。
初登場作品ではその他、死から奇跡的に生き返った少年の実話を基にした『ブレイクスルー(原題) / Breakthrough』が3位にランクイン。ディズニー傘下となって初のフォックス作品で、興収1,128万2,333ドル(約12億円)を記録した。ドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」のクリッシー・メッツや、『リンカーン弁護士』などのジョシュ・ルーカスがキャストに名を連ねている。
今週末はいよいよ、マーベル・スタジオ最新作『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開となる。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で届かなかったオープニング興収3億ドル(約330億円)を打ち立てることができるのか注目だ。(編集部・倉本拓弥)
4月19日~4月21日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ラ・ヨローナ ~泣く女~』
2(1)『シャザム!』
3(初)『ブレイクスルー(原題) / Breakthrough』
4(6)『キャプテン・マーベル』
5(2)『リトル(原題) / Little』
6(5)『ダンボ』
7(4)『ペット・セマタリー(原題) / Pet Sematary』
8(7)『アス(原題) / Us』
9(9)『ミッシング・リンク(原題) / Missing Link』
10(3)『ヘルボーイ』