吉田鋼太郎、“息子”坂口健太郎に胸キュン!劇場版『光のお父さん』で親子の絆を育む
映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の撮影が3月25日に都内で行われ、ダブル主演で親子を演じる坂口健太郎と吉田鋼太郎が囲み取材でお互いの印象を語った。
累計アクセス数1,000万超えのゲームプレイブログ「一撃確殺SS日記」の人気連載を原作に、ずっとすれ違ってきた父・暁の本音を知るために、息子のアキオが正体を隠してファイナルファンタジーXIVの世界で共に冒険に出る姿を描く本作。
“父子の絆”が大きなテーマとなっているが、父・暁役の吉田は撮影中に息子・アキオ役の坂口に実の息子に対するような気持ちを抱いた瞬間もあったそうで、短い撮影期間ではあったものの「ほぼ毎日朝から晩まで健太郎と居られる幸せな時間を過ごしました」と笑顔を見せる。
「時々なぜか健太郎の、息子のアキオを見ていると胸がキュンとしたり、ウルっとなったりすることが日を追うごとに増えていって。なんでかわからないですけどね。本当の親の気持ちになったりもできたりって意味ではすごくいい現場でした。坂口君がすごくいい俳優なので、そういう気持ちにさせてくれた瞬間がたくさんありました」(吉田)
劇中では父子が実際に言葉を交わすシーンよりも、息子であることを隠してゲーム内のキャラクターとして父親と会話するシーンの方が多いため、実写パートで坂口と吉田が面と向かって話すシーンはそれほど登場しない。ところが、坂口はセリフの数と反比例するかのような心の距離の近さを吉田に感じていたという。
「言葉を沢山交わすよりも、もうちょっと距離感が近いような……最初は何を考えているか分からない父親が、言葉はなくても少しずつ伝わってくるっていう感覚に、カメラが回ってない時も自然となって。それはすごく不思議な感覚だったし、“お父さん”って感じがすごくしましたね。だからスケジュールとかいろいろ大変ではあったんですけど、鋼太郎さんが僕のお父さんってことに初めからすんなり入れて、徐々に絆が強く濃くなっていった感じがします」(坂口)
そんな坂口の言葉を受けて、「それが画面に出てるといいね」と優しい眼差しを向ける吉田。取材中も吉田が坂口に質問をふったり、バレーボールをやっていたという共通点が判明して盛り上がったりする二人の姿からは、この作品で確かな“親子”の絆を育んだことがうかがえた。(編集部・吉田唯)
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は6月21日より公開