千葉雄大、異端の棋士に!「盤上の向日葵」でNHK連ドラ初主演
俳優の千葉雄大がドラマ「盤上の向日葵(ひまわり)」(BSプレミアム、9月8日~)で主演を務めることが明らかになった。千葉がNHKの連続ドラマで主演を務めるのは今回が初となる。
原作は「孤狼の血」などで知られる柚月裕子による、2018年本屋大賞2位にも選ばれた同名小説。過酷な運命を背負って棋士の頂点を目指した青年の半生をあぶりだす本格ヒューマンミステリー。千葉は異端の棋士・上条桂介を演じる。
NHKの連続ドラマ初主演となる千葉は「表面的には静かながら、中には何かうごめくものをすごく感じます。観てくださった方に、少しでも残るものをお土産にしていただけるよう、自分にできることを精一杯取り組みたいと思います」と意気込みのコメントを寄せている。
共演者には蓮佛美沙子、大友康平、渋川清彦、竹中直人、柄本明ら。脚本を大ヒット中の映画『キングダム』などの黒岩勉が手掛ける。(編集部・大内啓輔)
プレミアムドラマ「盤上の向日葵(ひまわり)」は NHK BS プレミアムにて9月8日スタート 毎週日曜22時~22時49分(連続4回)
あらすじ
平成6年。埼玉の山中から白骨遺体が発見。県警の石破刑事(大友康平)と奨励会を退会して警察官になった佐野(蓮佛美沙子)は、遺体とともに埋められていた初代・菊水月作の名駒の所有者を捜査することに。同じころ、奨励会を経ず実業界から転身してプロになった異端の棋士・上条桂介(千葉雄大)は、タイトル6冠保持者の壬生芳樹との竜昇戦に挑んでいた。序盤戦で勝利した上条は、将棋雑誌の取材を受ける最中、故郷の諏訪でゴミに出された将棋雑誌を拾っていた幼少時代を思い出す。昭和47年、貧困の日々を過ごしていた小学生の上条は、教師を定年退職した唐沢(柄本明)の温かい支援のもと、将棋にどんどん魅了されていく。やがて「鬼殺し」の異名をとる伝説の真剣師・東明重慶(竹中直人)と出会い、ふたりの運命の歯車が大きく回り始める……。