星野源、ユニコーンの主題歌に歓喜!主演映画『引っ越し大名!』で
星野源主演の時代劇映画『引っ越し大名!』(8月30日公開)の主題歌が、人気ロックバンド、ユニコーンの「でんでん」に決定し、主題歌を用いた予告編も公開となった。ユニコーンが映画主題歌を書き下ろすのは2014年公開のアニメーション映画『宇宙兄弟#0(ナンバー・ゼロ)』以来、約5年ぶりとなる。
曲名の「でんでん」は、読書好きで書庫にこもってばかりの主人公・春之介(星野)のあだ名が「カタツムリ」であることに因んだもの。作詞を手掛けた川西幸一は「もともと時代劇が好きだから、本当は(映画に)出たいくらいだった。脚本も読ませてもらったけどすごく良くて、(春之介に)降りかかってくる運命みたいなものを受け入れて、邁進していく、その努力というのはすごく大事なんだなって思いました」とコメント。作詞・作曲の奥田民生は「映画の内容を踏まえて、今回は詞から先に書きました。曲も、『でんでん』っていう感じになってます(笑)」としている。
一方、主演の星野は幼少期に「『UNICORN MOVIE2 1/2』のVHSを擦り切れるほどに観ていた」そう。主題歌「でんでん」を「人間と日本と季節を感じる、『引っ越し大名!』にぴったりの素晴らしい主題歌でした」と評し、「まさか自分の主演映画にユニコーンの皆さんが、しかも奥田民生さん川西幸一さんという大好きなお二人が主題歌を書き下ろしてくださる日が来るとは」と記念すべきコラボを喜んでいる。
参勤交代をはるかに上回る費用と労力がかかる引っ越しを幕府から生涯に7回も命じられ、「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩(なおのり)のエピソードを描く土橋章宏の時代小説に基づく本作。ユニコーンの主題歌「でんでん」をBGMにした予告編には、引っ越しの総責任者という大役に任命された書庫番・春之介が、豪快な幼なじみ・鷹村源右衛門(高橋一生)や片付けのプロ・於蘭(高畑充希)の助けを得て涙ぐましい奮闘を繰り広げる姿が収められている。終盤には「いま調子に乗って私と一緒にいたいとおっしゃいましたか?」という於蘭と、絶句する春之介のユーモラスな場面も見られる。(編集部・石井百合子)