山崎賢人『キングダム』天然NG告白で観客の笑い誘う
俳優の山崎賢人が25日、都内で行われた映画『キングダム』(公開中)超大ヒット舞台あいさつに登壇し、撮影中の大失敗を告白した。この日は、吉沢亮、大沢たかお、佐藤信介監督も来場した。
原泰久の大ヒットコミックを実写映画化した本作は、紀元前・中国の春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信(山崎)が、後の始皇帝となる若き王・エイ政(吉沢)と運命の出会いを果たし、「天下の大将軍」という夢を胸に戦場に繰り出してゆく物語。公開36日間で動員350万人、興行収入47億円を突破した。
大歓声を受けて登場した山崎は、観客が本作を何回観てくれたのか気になったようで、「今日2回目の人」と呼び掛け。しかし、吉沢から通常は「1回目の人」から聞くことを教えられると、「なんで2回観た人(を聞いたんだろう)」と照れ笑いしながら、本日が鑑賞1回目と3回目の人も聞き、大勢の人から挙手してもらうと、「本当にたくさんの人に観ていただいて、今日のこの機会をいただけて本当にうれしく思います」と感謝の言葉を口にした。
そして、吉沢と一緒に「前回よりデカくなってる」と目を丸くしながら、大ヒットを祝うくす玉を割ると「本当に夢のよう。たくさんの人が何回も観てくださる映画はなかなかないので、頑張って撮影して良かったというか、届いたんだな……とうれしく思います」としみじみと語った。
撮影を振り返る場面もあり、山崎は「信と(親友の)漂(吉沢)の修行シーンは、何回も練習してどんどん上手くなったけど、(同時に)固くなっちゃった時に、積み上げたものを一回全部忘れて楽しもうと言ってやったのが楽しかった」と笑顔。また、漂との別れのシーンでは、「集中力がいる中で何回もやって大変だったけど、大変こそ力になった」と振り返った。
さらに、撮影中の大NGを告白することになると、山崎は「これしかない」と切り出し、橋本環奈演じる河了貂を「貂(てん)」と呼ぶ際、「勢いとか、環奈ちゃんと(河了貂の)『か』が同じとかで、自分でもわからないけど『かん!』と言っちゃった。大事なシーンだったのに、やらかしちゃったなと思います」とはにかみ。山崎の天然ぶりをうかがわせるエピソードに会場は笑いに包まれた。(山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)(取材:錦怜那)