『カメ止め』監督らの新作、8.16公開 3人のヒロインに石川瑠華×井桁弘恵×紅甘
2018年の大ヒット作『カメラを止めるな!』の上田慎一郎が同作にかかわった中泉裕矢、浅沼直也とともに監督を務める新作『イソップの思うツボ』の初日が8月16日に決定。併せて30日にキャストが発表され、ヒロインを石川瑠華(いしかわ・るか)、井桁弘恵(いげた・ひろえ)、紅甘(ぐあま)の3人が務めることが決定した。
上田監督が中泉、浅沼と共にオリジナル脚本を手掛ける本作。4月にタイトルが発表されて以来、依然ストーリーや詳細には触れられていないが、キャストおよびキャラクター設定の一部が明らかに。3人のヒロインの苗字に、それぞれ「亀」「兎」「戌」と動物の名前が入っているのも意味深だ。
カメだけが友達の内気な大学生・亀田美羽役に、テレビや舞台、ミュージックビデオなどで活躍する石川(22)。タレント家族の娘で美羽の同級生・兎草早織役に、ゼクシィ11代目CMガールを務め、「MORE」(集英社)などファッション誌でモデルとしても活躍する井桁(22)。父と二人で復讐代行屋を営む少女・戌井小柚役に、漫画家・女優の内田春菊を母に持ち、大森立嗣監督の『光』(2017)で脚光を浴びた紅甘(19)。
そのほか、斉藤陽一郎、藤田健彦、高橋雄祐(「高」ははしごだか)、桐生コウジ、川瀬陽太、渡辺真起子、佐伯日菜子らが出演。斉藤は小柚の父・戌井連太郎に、蒔田はタレント一家・兎草家のマネージャー・田上に、高橋は美羽と早織の大学の臨時講師・八木圭佑に、桐生は早織の父・兎草信司に、川瀬は謎の男・近藤に、渡辺は美羽の母・亀田美紗子に、佐伯は早織の母・兎草裕子にふんする。
なお、本作は7月13日から7月21日にかけて開催されるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019のオープニング作品に決定した。ヒロイン役の石川、井桁、紅甘のコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)
映画『イソップの思うツボ』は8月16日より全国公開
石川瑠華(亀田美羽役)
素敵な3人の監督と、魅力的なキャスト、スタッフの皆さんとご一緒した大切な作品です。そこに主演として参加させて頂けたこと、光栄でしたが、大きなプレッシャーでもありました。それぞれの監督の色もあるので、どう混ざり合うのか想像出来なかったんですが、完成した作品を観るとその色の混ざり合いがとても魅力的になっていました。ハラハラワクワクする作品になってますので、ぜひ劇場に足を運んで楽しんで頂きたいです。
井桁弘恵(兎草早織役)
三監督の現場は、めまぐるしい状況の変化についていくのに必死でしたが、カットがかかるたびにキャストの方々含めみんなで意見を出し、話し合いながら作品を作りあげていく時間はとても幸せでした。私が演じた兎草早織は演じていて辛いシーンもありましたが、その中で、家族の愛や友情から早織としてはもちろん私としても考えさせられることがありました。最後まで息つく暇がなく、結末も予想できないこの作品をぜひ楽しんでいただきたいです。
紅甘(戌井小柚)
オーディションのときの、だんご3兄弟のような監督3人が放つ、少年的なまぶしさが忘れられません。出演が決まった時は、映画に出られることよりも、3人の仲間に入れることが嬉しかったです。とにかく楽しい、カオスな修学旅行みたいな現場でした。この作品の行く末に、あのときに見たまぶしさがあればいいなと思います。