藤原竜也主演『カイジ』9年ぶり復活!最終章に福士蒼汰、新田真剣佑ら
福本伸行の人気漫画を藤原竜也主演で映画化した『カイジ』シリーズの最終章となる『カイジ ファイナルゲーム』が、前作から9年ぶりとなる2020年1月10日に公開されることが決定した。原作者・福本による完全オリジナルストーリーが展開する本作で、藤原はいつも借金まみれのダメ人間・カイジを再び熱演。新キャストとして、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎が出演する。
「週刊ヤングマガジン」で連載中の原作は、シリーズ累計発行部数2,100万部を超える人気作。自堕落な主人公が命がけのギャンブルに挑む姿を描く。連載開始から23年経った現在も多くのファンに支持されている。これまでに映画『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)、『カイジ2~人生奪回ゲーム~』(2011)が公開され、共に大ヒットを記録した。
シリーズ最終章として9年ぶりにスクリーンに帰ってくる『ファイナルゲーム』では、過去2作のメガホンを取った佐藤東弥監督が続投。撮影はすでに終了しており、主演として再びカイジ役を務めた藤原は「今回も福本先生の『カイジ』の世界観に度肝を抜かれました」と告白。「『カイジ』では一般的なレベルの温度の芝居では通用しない。脳みそが疲れるくらい大変でしたが、ここまでやっていいのかってぐらいてんこ盛りですので期待してください」と過酷な撮影を振り返りながら、本作の魅力をアピールした。
本作から福士(高倉浩介役)、関水(桐野加奈子役)、新田(廣瀬湊役)、吉田(黒崎義裕役)がシリーズに新加入。
福士は「あのカイジの世界に自分が入れるなど考えてもいなかったので、出演のお話をいただき、身の引き締まる思いを抱きました」と心境を吐露。新田は「藤原さんとは以前からプライベートでも仲良くさせていただいていて、今回初めて芝居で共演することができました。現場で会った藤原さんはいつもの雰囲気とは違って本物の“カイジ”で、とても興奮しました」と語った。
最終章の物語は、福本自らが脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案。原作にはない全く新しい4つのオリジナルゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」が登場し、過去作と同様に手に汗握る展開が待ち構える。
福本によれば、本作の脚本は「ほぼほぼ4年ほど前に出来ていた」が、そこからなかなか企画が前進しなかったという。「でも、待てば海路の日和あり ついにこの度、公開決定となりました。有難い! 虚と実。実と偽。やっちゃいけないギャンブルの数々を、またみんなにお見せできる運びとなり、本当に嬉しい」と公開を喜んでいる。(編集部・小山美咲)